どうもローンイマイです。

2024年 最初のインベスター日記です。

3連休なんで、記事でも書きます。

この記事は24年1月8日(月祝)に書いてUPした記事です。
(古い情報になってる可能性がありますので、一応お断りです。)

スピード重視なんで、誤字脱字は、適当に読み替えて解釈して下さい。



情報交換できる仲間を募る目的で書いてますので、
・「真剣」にやってる「専業」の投資家の方
 または、
・専業では無くても、「真剣」に深く勉強してる兼業の投資家の方
 (一定のパフォーマンスは出してる事)
 かつ、
・「等価」で情報交換できるような方
は、ぜひ連絡下さい。


何を書いたか後で分からなくなるので、目次としてまとめておきます。
・最強の投資家?
・投資の左脳と右脳
・2023年の予想
・2022年1月の予想
・2023年1月の予想
・2023年 儲けた&損した
・鉄鋼 上昇予想の理由
・鉄鋼セクター 高炉
・鉄鋼の好調 下支え
・騰落率は業界3位に妙味
・2023年の大損
・クロージングオークション
・製薬 超優良な銘柄は?
・製薬 超優良銘柄
・製薬とAI
・驚異の利益率の秘密
・2024年の注目


最強の投資家?

投資関連をポストしてるからなのか、誰がどう見ても詐欺系の投資家みたいなポストが流れてくるんでブロックするんだが、

海外のxx証券会社 ファンドマネージャーだの、学歴だと
いかにも立派な経歴を並べて、
「最強投資法」
だとか唄って

今から数倍になる銘柄を リポストした人に教える!など

こんなの・・誰も騙されないだろ。。と思うと、
それを見て割と多くの人がリポストしたりしてるのでビックリします。

投資初心者の情報弱者をハメるんでしょうが・・

まあ実態は半グレなのかも知れませんが、
ホント・・・こんなのに騙されないようにして下さい。


投資の左脳と右脳

記憶は技術だ! を記事にしましたが、


左脳は、論理、分析
右脳は、イメージ、直感

で、両方を使う記憶術を記事にしましたが、

投資では、
左脳は、ファンダメンタルズ
右脳は、テクニカル
に近いです。

テクニカルは、沢山のチャートを見て鍛えて、直観力が優れてる人が勝てますが、

右脳派でテクニカルに優れている人は、
多くの投資の心理状態を読んで
チャートを見て、買いたいと思う(上がりそう)か、売りたいと思う(下がりそう)かを判断します。

優秀なアナリストは典型的なファンダで左脳で分析しますが、

成績の良い、腕が良いファンドマネージャーは、ファンダは勿論見ますが、文字や数字で言語化できない直感を大事にするそうです。


2023年の予想

2023年は、2022年10月のオープンAI社が発表したChatGPTが、本格普及してAIが躍進した年でした。

AIという名のゴールドラッシュのツルハシの役割を果たすのが、半導体のGPUである事は本サイトを以前から読んでる方はすぐ分かったかと思います。

この事は、2022年11月の記事で、
エヌビディアが躍進してきた「理由」を記事にしました。

この理由により、この時点では株価は半値近くまで急落していたエヌビディアの株価は、いずれ戻すと当時記事にしましたが、

ChatGPT が2023年に一気に流行ったので、エヌビディアは急騰して戻す期間が短かっただけで、遅かれ早かれエヌビディアの株価は戻すのは必然でした。

2023年2月記事にて、年初に投入したGPU「H100」にて

エヌビディアは再成長すると記事にしましたが、
コメントでも、2022年からエヌビディアを買って数倍になったと言ってた方もいたように、目端が利いた方は同じ予想をしたはずです。

エヌビディア週足
エヌビディア週足



エヌビディア月足
エヌビディア月



まず、2021年9月頃から投資記事を書いてますが、毎年年初の1月にその時の予想を書いてますので、過去の振返りから。

2022年1月の予想

2年前の2022年年1月10日記事の予想で、

低PER 低PBRで儲かる

有望なのは、
・上昇株① 金融
・上昇株② 保険
・上昇株③ 海運
・上昇株④ 鉄鋼
・上昇株⑤ 自動車
としました。

あとは、
2022年1月30日記事
ロシアのウクライナ侵攻前で、すでに情勢は緊迫化してましたので、


買うべきは、
「コモディティ」 +「防衛産業」
との予想にしました。

INPEX月足
INPEX


三菱重工業
三菱重工業



2023年1月の予想

ちょうど、1年前の2023年1月9日記事での予想の1つとして、

注目② PBR1倍割れ銘柄

としました。

記事でも書きましたが、
日本取引所グループ(JPX)が本気でPBR1倍割れ銘柄にメスを入れようとしてる事が分かったからです。

以前も書いてますが、個人の発信情報は意図的に見ないんですが、
JPXのHPは日課のように見てて、

2023年4月にJPXは山道CEOに変わりましたが、
前任の清田さんが、最後の花道に「本気で」改革をやると発信してるのをJPXのHPの議事録で書いてる事を見てたので、

ああ・・これは本気でやるな~と予想した次第です。

要はこの2年間は、ず~~っとバリューが優位との予想です。
そこはハズレて無かったと思います。



2023年儲けた損した

もうだいたいポストしたりしてるので分かるかと思いますが、

年初1月に記事にした通りバリュー優勢を予想をしていて儲かったのは、
「鉄鋼」

年初で利益が出たのは個別銘柄だと
Abalance
ChatGPTの関連銘柄等です。

あとは半導体銘柄でポストした通りなんですが、
野村マイクロサイエンス
TOWA
SCREEN HD
アドバンテスト
レーザーテック
などなどが利益が出ました。

ただし半導体は銘柄にもよりますが、2024年分の好業績分を23年の株価に相当織り込んでしまったので、調整局面があるかも知れませんので、トレンドには逆らわない方が良いでしょうね。

これらは儲かった銘柄で、大損こいた事も後述します。


鉄鋼 上昇予想の理由

2023年 儲けた銘柄 として、
色々なバリュー銘柄がある中で、鉄鋼が伸びると予想した理由を今回記載します。

ポストした通り23年1月頭に日本製鉄を多めに買っていて、1度売って買い戻して、そのまま2月の決算プレイに突入するとポストしました。

2023年2月5日記事
大企業も社長だ! 日本製鉄

日本製鉄のファンダメンタルズ(企業分析)を書こうか?としてそのまま書く事が無かったので記載しますが、

ほとんど一言で済んでしまうんですが、
・鋼材の販売価格
 (価格推移表は公表されてます)

・原材料価格
 (市況価格が公表されてます)

の引き算で推移を計算すると、およその粗利率の推移が読めてしまうからってだけ。(笑)

海運株を2021年から記事にしてますが、
北米航路、欧州航路などのONEの荷量は発表されてるし、
国際運賃の各航路のコンテナ価格も毎週発表されてるのを計算して

3大海運の持分会社のオーシャンネットエクスプレス(ONE)の収益が、コンテナ輸送の国際運賃x運搬量が、劇的に上がってる計算が出来たのと一緒です。
以前にどう私が数字が計算してるかも記事にしました。

公開数字分析で大儲け 商船三井

掛け算、引き算だけで分かるんですが、
その計算すら出来なくても、エクセルに数字入れて計算させたら、およその答えはでちゃう。(笑)



鉄鋼セクター 高炉

市況産業の鉄鋼セクターは、2023年の1年間非常に好調でしたが、

1年間の株価の上昇率でいうと
高炉  80%
特殊鋼 60%
電炉  40%

と高炉、特殊鋼、電炉で比較しても高炉が非常に好調でした。

知ってるよ!ってツッコミも多そうですが、
一応、簡単に解説すると、
高炉は、鉄鉱石と原料炭(石炭)を使って還元反応で製鉄しますが、100m近い高さの設備を使って作りますので、初期投資で多額の資金が必要です。

高炉

電炉は、原材料は鉄スクラップ(鉄くず)です。

生産性が高く、低コストで高品質な鋼材が大量製造できますので、世界中で鉄を作るのは高炉が主流です。

高炉の大手3社は、
1位:日本製鉄
2位:JFE
3位:神戸製鋼所
です。

高炉業界が堅調だった背景は大きく3つあります。

①PBR1倍割れ
②日本国内の高炉の鋼材価格高
③利益率の上昇

①PBR1倍割れ
はご存知の通りで、私も調査の取っ掛かりは、ここからです。
これにより鉄鋼各社は株主還元を強化して配当性向を高めたのがカタリストとなり、さらに好業績で株価を後押ししました。


鉄鋼の好調 下支え

②日本国内の高炉の鋼材価格高

鋼材価格を3つに分けると、
A.国内価格
B.輸出価格
C.HRC国際市況

となり、2010年~2020年と3つとも長年低迷していたのが、鋼材価格の3つが大きく上昇に転じたのは2021年からです。

ざっくりの推移としては、21年年初を起点とすると、

21年年初→22年年初→24年年初でざっくり
A.国内価格:+50%→+80%
B.輸出価格:+50%→+30%
C.HRC :+50%→+30%
世界中の鉄鋼マーケットは上昇から一転してB、Cが下がっているのは中国の増産と先行きで市況が上がってます。

Aの国内価格は、
コロナ禍での鋼材の高騰により、21年8月に日本製鉄はトヨタと交渉して値上げで決着しました。

さらにご存知の通り、ロシアのウクライナ侵攻により石炭価格などの原材料が高騰して、日本製鉄は自動車部品、産業機械などに使う価格を引上げました。


A.国内価格 の高炉業界の価格は、
「今後も下がり難い」との読みなんですが、

それは高付加価値製品が多くて、特に自動車の鋼材価格ですが、例えば、「ハイテン鋼(こう)」は、加工しやすく、薄くて、軽くて、でも頑丈で安全性が高い鋼材です。

自動車業界からすれば、アルミよりも軽く作れて、燃料効率が良くて、遥かに頑丈で安全です。
こういう高付加価値製品は価格が下がり難いです。

日本製鉄の橋本社長も、こういう高付加価値製品へシフトしていく事を話してます。

③利益率の上昇
これは、生産コストを引き下げて、利益率を上げてます。

例えば、日本製鉄は、過剰設備の廃棄を4基行って、2024年末にもさらに1基は閉鎖予定です。
このように生産設備を集約するとコストが下がります。

あと日本は電磁鋼板(でんじこうはん)という鋼材を得意としていて、EVに使われるんですが、今現在各社投資しているんですが、今主流の熱延コイルから完全移行しようとしていて。

電磁鋼板の価格の方が2.5倍近くで、ここを売上高を上げる事で、利益率を上げる作戦です。

④脱炭素
リスクとしては脱炭素です。
高炉は鉄を1トン作ると、二酸化炭素が2トンでちゃいます。
日本ではCO2最大の歳出者になってしまってます。

高炉の仕組み


鉄くずで作る「電炉」になると二酸化炭素の排出量は、1/4~1/5になります。
日本製鉄は大分県の八幡地区に電炉を導入検討します。

また高炉を残したいので、高炉にコークス(C)を入れてたんですが、代わりに水素を入れて
FeO+FeO+C= Fe + C02(二酸化炭素)
となっていたのを、
FeO+H+H= Fe + H2O(水)

という試みをするつもりです。
これが実現できると、世界の鉄鋼マーケットをリードできるかも知れません。


・・と言う事を、
2023年2月5日記事で
http://loanimai-bigbust.net/admin/20230205-invester92.html

日本製鉄のファンダメンタルズを書こうか?
で、書こうと思った内容です。

PBR(1/8時点)
日本製鉄 0.67
JFE  0.61
神戸製鋼 0.75

で、当時記事を書いた時と比較して、株価的な妙味は薄れてるんですが、それでもPBR1倍割れ問題を考えると、まだ十分に伸びる余地はあるだろうなと。



騰落率は業界3位に妙味

銘柄に関していうと、高炉の中でも、圧倒的にパフォーマンスが出たのは、業界3位の
神戸製鋼所
です。

日本製鉄 週足
日本製鉄

JFE週足
JFE

神戸製鋼所 週足
神戸製鋼所

業界3位が良いってのは、定量的に分析されて、分析会社のレポートも出てるんですが、

海外勢が買い越す時に、時価総額で見て各業界1位~5位でパフォーマンスを調べると

パフォーマンスが良い順に並べると
時価総額順だと3位>2位 >>4,5位>1位
となるそうです。

10位くらいまで、株価パフォーマンスは同じ結果だそうです。

これは、巨大な海外ファンドは業界トップは既に保有していて、

セクターにもよりますが、
1位の規模が大きいので、需給の影響をうけにくいので、パフォーマンスが出にくい。

時価総額とのインパクトも関係もあるんですが、
彼ら巨大ファンドは規模の大きい銘柄しか買えないですから、
2,3位くらいがパフォーマンスが出やすい。

海外勢が売り越す時にも、
多く持っている時価総額1位の銘柄が売られ易いのがあります。

まあ、これも銘柄ごとのファンダの方が重要ですけどね。

私が日本製鉄にベットしてたのは、
日本製鉄は調査して良いと思ってたんですが、神戸製鋼所への調査が時間的に回らなかった為です。


ここまでは、自身で予想して上手くいったケースです。
一方で損失を出したケースを自身の反省も込めて記載します。

2023年の大損

アベノミクス以降の大規模金融緩和で大きなパフォーマンスが出たのは中小型のハイテクのグロース株です。

中小型のグロース銘柄で、数ヵ月ポジって1度の利確で数千万の利益を出して

その月に儲けたお金で衝動買いで、高級外車を買ってみたりと、好き放題に散々遊んできた私には、いくら大型のバリューが優位で、それだけで十分にパフォーマンスが出る事が分かっていても、

未だに、中小型グロース銘柄で大きく利益が出た脳内麻薬が頭から離れずに、中小型に大金をエントリーする事をしてしまいます。

グロースは2021年後半からひたすら右肩下がりの中で、そのトレンドに抗う事はできずに、特に記事内でも触れて無い銘柄ですが、海外勢の大口の空売りに焼かれて、損切のタイミングが遅れて 数千万円の損切を強いられました。

そして、
「大規模金融緩和の時代は既に終わったんだ!」
と自分に言い聞かせても、

海外勢が日本株を買う中で、大型バリューが優勢なのは自分の中でも完全に分かっていても、やはり魅力があるのが、簡単に数倍になる中小型グロースで気づけば有望そうな中小柄グロース株を探している自分がいる。

もう・・・ある種の病気です。

投資の左脳と右脳 で書いた通りなんですが、
いかにも下落しそうなテクニカルだな・・と直感が働いても、
いや、ファンダがいいんだ! 大丈夫なはず。。

とテクニカルを無視した時に、私の場合は大負けする事が多いです。

有望だと思ったのがハズシても、損切さえ早ければ、こんな目には合ってないので、

ファンダが優れてると思っても、テクニカルが悪いとの直感が働いたら、1度エグジットするってのは非常に重要なので、良い子の皆さんは教訓にして、同じ目に合わないようにして下さい。



クロージングオークション

JPXのHPを見てる人は皆さん知ってるでしょが、
今年から大きく変わる点なんですが、取引時間の延伸があります。

2024年11月5日予定の次期、株式売買システムの(アローンヘッド4.0)のリリースに合わせて大引けの時間が30分延長されて、現行の15時から15時30分になります。

JPXより
https://www.jpx.co.jp/equities/strengthening/index.html

クロージングオークション


市場利用者の利便性や国際競争力が目的だとか言ってますが、正直迷惑だと思ってる人の方が多いんじゃないでしょうか?

かつての東証の議論でも、取引時間を伸ばす結論ありきで進んでてどうしても伸ばしたかったらしい。
売買手数料が増えるって事でなんだろうけど、30分伸ばしても参加者の絶対数は増えないぜ!

ちょっと考えただけでも、
金融庁の開示システムのEDINETなども終了時間延長でシステム改修は必要だわ、

適時開示のIR担当にしても、株主、アナリスト、報道機関にしても、対面の証券会社の担当者にしても、家に帰れる時間が遅くなって迷惑以外の何ものでもない。

ごちゃごちゃ参加者側のメリットみたいな事を東証はいうんだが、参加者目線に立つのであれば、PTS(私設取引)の方を充実させたらいいじゃん。ってだけだろ?

個人的な事情だと、14時30分~15時の間は、会議は入れないように調整してました。。

良い事をあえて探すと、
30分の延長と同時に取引終了の5分前の15時25分から
「クロージングオークション」というのが行われます。

大阪取引所のJ-GATE デリバティブシステムで使われてるんですが、簡単にいうと取引開始時と同様に板寄せに参加する為の注文時間を設けて注文受付の終了と同時に板寄せを行う。

9時の寄付きは8時から受付ていて、発注の順番だのが決められて、

大口の機関投資家・・特に海外勢の大口は1日の加重平均(VWAP)で買ってくれって事なので、大引けで発注したくても、今はザラ場方式なので最後の板の所で、大引けで注文出してもザラ場引け(要は板が合わない状態で)引けてんだけども、買い注文や、売り注文が沢山残ってる状態になってしまうので、大引けで注文を受けますよって事にします。

ただ、値段の幅が広くなるので、最後はどこの株価に決まるかよく分からない。

クロージングオークションで大引けの需給を取り込むんで、まあこのシステムは行っても良いのかなと。


製薬 超優良な銘柄は?

2023年の4月頃からアメリカ株の
イーライリリー
をドンドン買増した事をポストしましたが、

これは肥満治療薬がアメリカで流行りだした初期だったからです。

イーライリリー


製薬業界では、
イーライリリー
ノボノルディスク・ファーマ 
をポストで何度か解説はしたんですが、

無論、日本の製薬業界も調べてたんですが、何度調べて、同業他社の銘柄と比較しても、圧倒的に「個人的に」優良だと思う銘柄に辿り着きます。

ちなみに話題になった現在の肥満治療薬は注射型ですが、イーライリリーは経口薬(口からの服用)を扱うかも?と言われてます。

マンジャロ

注射型

昔にも記事を書きましたが、私は地上げしたり、不動産鑑定などをやってた事があり不動産関連は割と詳しかったり、日経某225企業にて長年システム屋として下流から上流のお金の流れまでをほぼ経験してる事もあり、ハイテク分野は分かるんですが、

製薬、医薬品セクターは苦手分野です。

ただAIの恩恵を大きく受けるし、
将来もこの業界は有望だと思ったので、2023年は覚える事にしました。

まず製薬業界は、ディフェンシブセクターと言われており、景気に左右され難いです。

風邪引いた、病気になったても、病院には行くし、薬も処方されるんで、景気が悪いから・・とか関係無いですからね。

あとセクターの動き個別銘柄の動きが全然連動しません。
2023年の創薬ベンチャーの株価はホント悲惨な銘柄が多かったです。

その「銘柄個別のファンダメンタルズ」に株価は連動します。


製薬 超優良銘柄

その銘柄は大手の医薬品セクターだと、「個人的」には、

中外製薬<4519> 

が圧倒的に優良だと考えてます。

CHUGAI2



薬の研究、開発から販売までを手掛けますが、
がん領域で国内売上げシェア首位です。
ロシュ(※)傘下ですが、経営の独立性は維持してます。

※ロシュ社は、スイス1896年設立
世界有数の製薬企業で、世界150カ国以上でビジネスを展開。 


業界の時価総額順&PERだと(2024年1月8日時点)
中外製薬   :9兆0467億円│PER:30倍
第一三共   :7兆8480億円│PER:58倍
武田薬品工業 :6兆7850億円│PER:73倍
アステラス製薬:3兆1960億円│PER:37倍

PERは業界比較だと高く無いし、

ROEでも、他社は一桁(武田1%、第一三共9%、アス2%)なのに21%近い予想です。

中外製薬は、新薬の開発販売は、ロッシュとの相乗効果を生かす事で、提携前と比較した10年間で

売上は7倍
営業利益は17倍
になってます。


中外HPより

ロッシュ提携前後

がん領域の医薬品で国内シェアNo.1

がん領域


抗体医薬品 国内No.1のシェア

CHUGAIー売上

各社の月足でのチャート
中外


第一三


武田

アステラス



製薬とAI

中外製薬は、中期経営計画は2020年12月期を最後に廃止してます。
この理由は、薬を作り始めてから市場に出るまでに10年ぐらいかかるからです。

今日の売上は10年前に研究開発が始まったものの成果で、今やってる事が、今後の10年に反映されるからとの事。

長期経営計画でも、売上、利益の目標は掲げてません。

唯一、数値目標は、
上市(じょうし)(※)
です。

※新薬が承認されて市場に出る事

2013~2022年でグローバルに上市した新薬は3品で、これを2030年には毎年1つ新薬を上市できる体制確立する目標との事。

中外製薬によると、10年で3品を毎年1品にするには、根本的に今までやり方を変える必要があって、その為には、DXを絡める事が必須との事です。

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このDXでの新薬開発を加速させていて、
1700億円投じて2023年4月に稼動した横浜の研究拠点では、




人が居ない深夜でも、ロボットが動いて自動搬送して薬をセットして研究テストが行われてます。(TVのニュースで観ました)

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上記です。

下記は中外製薬に導入されているロボットですが、私が見た動画はこれとも違いますが参考までに。




人工知能であるAIを使って、新薬を探し出す自社開発のソフトで新薬の候補を出して成功確率が高そうなものを機会学習で調べさせます。

こういう所に資源を振り向けるのが大きな財務戦略との事。

以下は株主還元方針。
今だと、80円配当くらいで、配当利回りは1.5%くらい。

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脅威の利益率の秘密

こうして基礎研究~早期開発までは、国内は中外製薬が行い自己負担し
そこからは、ロッシュに供与して
グローバル開発をロッシュ負担で行う流れです。

一番お金がかかる臨床試験などをロッシュ負担なのが非常に大きいです。

中外製薬が開発した新薬は、日本、台湾、韓国で販売して、

ロッシュは、グローバル販売網を使って日本、台湾、韓国を除くグローバルで販売します。

なので、中外製薬のグローバル販売では、販管費がかからないにも関わらず、ロッシュからはロイヤリティー収入が入ります。

この仕組みで、製薬会社の中でも営業利益率も断トツでトップです。

中外製薬   約42%
武田薬品工業 約12%
アステラス製 約 9%
第一三共   約 9%

ネットキャッシュ(※)もピカピカです。
3年前から倍になって約6650億円

※(現金・預金+有価証券)-有利子負債

ROIC(投下資本利益率)は30%超を2019年からコア実績で達成していて、もうホトンド他社では見た事が無い数字です。

そしてさらに中外製薬は、肥満症治療薬で注目されている日本企業の一つです。

上述した肥満症の「経口薬」「OWL833」の研究・開発を行っていて、イーライリリーとも提携関係を結んでます。

2023年6月に発表された第2相臨床試験結果では、非糖尿病患者へ1日1回経口投与を、26週間続けることで8.6~12.6%、36週間続けることで9.4~14.7%の体重減少が見らております。

下記は、ちょっと図は古いですが、OWL833の開発状況です。
OWL833


巨大な米市場の販売権はイーライが持ってるので、もし完全なブロックバスター(※)である肥満治療薬の飲み薬が普通に薬局で買えるようになったら、そのロイヤリティー収入はどうなるか?という期待を抱かせます。

※画期的な薬効を持つ新薬

ただ、それがいつになるかは分からないし、現状では株価に織り込まれてません。

あくまでも、何年と「長期」目線で投資する場合には、非常に優良だと思った次第です。

但し、時価総額が大きいので、ディフェンシブセクターで景気に左右される事なくて、じっくりと投資するには良いのでは無いか?との視点です。



2024年の注目

2024年は何に注目しているか?

・アメリカ大統領選挙
・日銀のマイナス金利解除の時期
・FRB利下げの時期
・米国景気後退入りの時期
・円安か円高かのドル円相場
・働き方改革関連法
・地政学リスク

などなど様々な要因で変動するし、
沢山あるので、凄く長くなりそうだし、ももタイピングに疲れたので、お開きにします。

個人的に最も注目してる銘柄だと、これは上記の様々な要因があろうと間違い無い!ってのは1つあって

私と○○億円投資家Aさん ともに、今仕込んでる最中です。

2月中には仕込が完了すると思うので、その頃に気が向いたら言います。
そこからさらに半年は上昇すると予想してるんで。




図を入れたら、1時間30分ちかく時間かかった・・・

せめて感想でもお聞かせください。

ではでは。

ちゃんちゃん。