どうもローンイマイです。


この記事を書いたのは5月5日です。
記事は自動で掲載予約(5月12日 夜)してあります。

5月8~12日の決算結果は見ずに書いてますので、その後に考えに変化があるかも知れませんし、買う銘柄も変わるかも知れませんので、その前提で読んで下さい。

①4月~5月2日までの決算から、今期(24年3月期)伸びると思った業種、銘柄

また、

②5月8日以降の決算にて期待が持てそうな銘柄

について考察します。


幾つか今期良くなるであろうと個人的に予想する個別銘柄を具体例として「一部」の名前を出しますが、あくまでも予想に過ぎません。

なぜその銘柄を選んだか?のエッセンスだけ汲み取って貰うと、それぞれ違う銘柄に行きつくかも知れないしね。

そんな訳で、掲載するチャートや情報は、GWを迎える前の5月2日時点のものになります。


この記事は2023年5月5日(金)夕方に作成した記事です。
但し、記事をUPしたのは5月12日夜です。
(古い情報になってる可能性がありますので、一応お断りです。)



情報交換できる仲間を募る目的で書いてますので、
・「真剣」にやってる「専業」の投資家の方
 または、
・専業では無くても、「真剣」に深く勉強してる兼業の投資家の方
 (一定のパフォーマンスは出してる事)
 かつ、
・「等価」で情報交換できるような方
は、ぜひ連絡下さい。

全てローンイマイの日記で、個人の見解ですので、紹介した銘柄は決して推奨では無いので投資は自己責任で行って下さい。

コメントの際は、投資暦、投資スタイル、具体的なポジションを持ってる銘柄を記載いただけると助かります。

参考に少しでもなったって方は感想をぜひお聞かせください。

何を書いたか後で分からなくなるので、目次としてまとめておきます。

<目次>
・紹介銘柄の状況(JVCケンウッド,竹内製作所等)
・建機の動向
・物流の24年問題
・投資スタイル
・本決算で狙う銘柄特徴
・23年1-3月決算の特徴
・不調決算の特徴

<業績期待 自動車関連>
 ・好決算①の特徴 自動車関連
 ・決算書BS(財務諸表)から業績予想 製造業
 ・中国の景気懸念
 ・業績期待 自動車関連
 ・業績期待 自動車部品と需給

<業績期待 鉄道関連>
 ・好決算②予想 鉄道関連1
 ・JR東日本の挑戦
 ・好決算②予想 鉄道関連2
 (DOEとは)


紹介銘柄の状況

まずは、

~5月2日までの決算で過去に本サイト内(プライベートモード含んで)

で紹介した幾つか銘柄の状況です。


昨年から良くなると思ってた銘柄は案の定良いよねって結果です。

竹内製作所 4/11決算済
http://loanimai-bigbust.net/admin/20230423-invester97.html

JVCケンウッド 4/27決算済
http://loanimai-bigbust.net/admin/20230205-invester92.html

東洋水産 5/12決算
http://loanimai-bigbust.net/admin/20221123-invester82.html

マツキヨココカラ&カンパニー 5/12決算
http://loanimai-bigbust.net/admin/20230416-invester96.html



竹内製作所

良いと思っても、それが市場の評価に繋がるのに、タイムラグがあるので、

竹内製作所 を去年にプライベートモードで紹介して、すぐに買って去年上昇した時に売ってしまって後悔した・・コメントであったんですが、

「本格的に良くなるのは2024年度から」・・って、「理由」も明確に記載したんですけどね。

銘柄に食いつくのは、自己責任でやる分には構わないんですが、
その「理由」が分からないと売買タイミングも分からないし、自分で銘柄を見つける力も付かないのでで結局は勝ち組にはなれないのかと。

あと、中長期でやる場合は、買った「理由」のストーリーが崩れたら絶対EXITすべきなのかと。



JVCケンウッド

JVCケンウッドは、
記事にも書いた通りなんで、自社株買い含めて全部予想通りだったなってのを確認しただけです。

5/2 時点で、PBR 0.77倍まで上昇はしてますが、
PBR1倍を目指す事も明確に決算で述べてますので、5/2時点よりは上に行くだろうなと。



東洋水産


マツキヨ

東洋水産、マツキヨココカラなどの上昇を見てると、
良くなるのは多くの人が予想してるので、期待が株価にかなり織り込まれてきてるんで、多少良い決算が出ようともすぐには株価インパクトは少ないかも知れません。




建機の動向

竹内製作所は一気に上場来の高値なんですが、

月足でのチャート
竹内製作所-月足


上記紹介銘柄の中では、北米の売上も多いので米地銀株の下落の影響を受けやすいので注意が必要です。

米地銀が下落して、貸出の信用条件が厳格化すると、住宅着工件数が減少して、市場は景気悪化を見込むので、景気敏感株の売りにつながるからです。

国内だとコマツ、日立建機の動きを見つつも、
より具体的には、米国のキャタピラー(建設機械大手)の動きを監視してると方向性が見えてきます。
キャタピラーも米地銀株の下落で株は影響受けてました。

<コマツ>
今回の本決算でのコマツ、日立建機などの建機業界はどこも好調でした。

ただ、コマツ、日立は竹内製のように上場来高値では全然なくて、2018年の高値からは大きく調整しており、直近の高値さえも超えれて無いです。

月足チャート
コマツ-月足


日立建機-月足


この要因は、竹内製作所の記事の際にも記載しましたが、中国の影響です。

竹内製作所は売上のほとんどが欧米なので中国の影響はゼロですが、
コマツ、日立は影響が大きく、今回の決算でも伸びてるのは、北米、欧州で、足を引っ張ってたのが中国です。

コマツの決算では、
前期比45%増で4年ぶりに最高益を更新しました。
北米(全体売上の46%)のインフラ投資、中南米、東南アジアの資源開発が追い風で、価格改定で4%近い「値上げ」効果が大きく増益要因になりました。かつ24年3月期も値上げを継続します。これで原材料高、為替などのマイナスの影響を吸収します。

北米は21年のインフラ投資法が成立して、道路、橋、鉄道などの公共工事が増えた影響が大きいです。

一方で一大市場の中国は、低価格攻勢をかける三一重工との競争があり値上げが難しくて、2000年代2桁シェアから1桁に低下してます。

<日立建機>
決算は超過達成、24/3も最高益見通しで好決算でした。
北米は金利の影響で住宅が下落するも、公共工事が伸びてます。
中国は、23/3は44%減。今期はほぼ横ばい。それ以外の地域は堅調です。

世界の油圧ショベルの需要は若干低下も、鉱山を掘るでっかいマイニング機械は超大型の100tクラスを中心に伸びてきて、24/3も前年度並みに推移すると。

足元だとBBレシオ(※)は1を上回り 受注が出荷を上回る状態が継続していて順調に推移しているというのが会社の見解です。

※Book-to-Bill Racio:受注に対する出荷の割合 1を超えると景気先行きが良く、1を下回ると悪い

建機も自動車同様に電動化に進んでいて24年1月からフル電動のダンプトラックの実証実験を開始するそう。

ダンプトラック40台、有線電動の超大型油圧ショベル6台200億円程度を受注したと発表してます。



物流の24年問題


2024年4月にトラック運転手の時間外労働の規制強化で、トラックドライバー不足が深刻化します。
いわゆる「24年問題」です。

これで輸送力が14%不足すると言われてまして、このままのペースだと2030年に34%不足まで拡大するそうです。

そこで政府は問題の対処が必要と言っており、解決案として注目されている1つが、

「海上輸送へのモーダルシフト(※)で、

※トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換すること

モーダルシフト



ハウス食品グループ、カゴメとも海上輸送で安定供給できる物流シフトを整えると発表してます。

そうすると、「内航」の海運(※)が恩恵を受けるのですが、

※3大海運(日本郵船、商船三井、川崎汽船)の主力のコンテナ輸送は、「外航」で、24年問題の恩恵は受けないです。
川崎汽船の子会社では、内航はやってますが。



その内航で恩恵を受けそうなのが、
東京、大阪、名古屋の3大都市を結んで仙台、苫小牧の内航を手がける

栗林商船
(上記ツイートのトラック運送2024年問題で解消銘柄でエントリーした銘柄)

なので、需給が良ければ買われるだろうと予測しました。

他にもこの2024年問題の銘柄は複数ありますので各自で調べてみてください。



投資スタイル

何度も何度も記事内で書いてますが、私の投資スタイルは完全な自己流です。

有名な本を1冊買って読んだくらいです。

ただ、投資関係なく色々な本は読むのは好きだし、

特に自分が知らないお仕事をしてる方には興味あるので、機関投資家やヘッジファンドで働いてた方のようなプロの運用をしてた人の本とかは「どんな思考で」「どんなお仕事してるんだろ?」とか興味として読んだ事はあります。

プロの運用してる方の本を読んでも、私の投資スタイルは一般的では全く無いので、プロの方からすると、恐らく「こんな投資スタイルは真似しない方が良い!」と言うんじゃないでしょうか。

なので、特に初心者の方は間違っても私の投資スタイルが正解などとは思わない方が良いです。

私の場合は、「遊び代を稼ぐ為に」投資をやってきたので、
1ヵ月単位で利益を出して、その利益を再投資に回さずに、好きな事に使うってのを繰り返してきてます。

それで数週間以内に利益を出す為の投資スタイルになって、スイングになってしまったんです。

短期のスイングだと、相場感も結構重要になるんで、マクロの指標、海外の値動きも重視します。


あくまでも私個人の考えでは投資本を100冊読むよりも、株式投資で一番の勉強になるのは、生のマーケットに触れて、少額で良いので勝ったり負けたりを繰り返しながら、

なぜ、株価は上昇してるのか?なぜ下落してるのか?
なぜ、勝てたのか?なぜ、負けたのか?
凄く業績が良くなった銘柄を見ては、なぜあの銘柄に気づく事ができなかったのか?
を何度も繰り返して、

過去の負けたパターンは繰り返さないようにして、勝てた時と同じようなトレードを 再現性が高く 実現できないかを考えていくのが良いのでは。

長期投資であれば、常に勝ってる方もいるかも知れませんが、
私のように短期~数週間が中心の投資スタイルだと、
絶対的な法則なんて無いんで、間違えたと思ったら、とにかく素早く損切するってやり方です。

基本的に中長期で投資しても勝てそうな銘柄を複数銘柄も選びながら、その複数銘柄を、テクニカルや時流に合わせて短期で何度も何度も売買するってのが私の場合は多いです。

ただ、中長期ではダメだと思っても、短期ならば勝てそうだって銘柄もガンガン売買はしますし、

また民主党時代のような日経平均1万円を割るような相場だろうと勝つ事を目的としてますので、どんな相場でもパフォーマンスを出す為に空売りもガッツリやります。

いずれにせよ、投資スタイルが丸っきり違うと、私の記事は参考にならない事が多いです。



本決算で狙う銘柄特徴

2023年3月 の「本決算」の企業が圧倒的に多いので、その前提でお話すると、

①2023年1-3月(今四半期)の結果
②2023年4月~2024年3月(来期)の見通し

の2つを本決算では出してきますが、

株価インパクトを考える上で重要なのは、
②になります。
いくら①の結果が良くても、②が悪いと株価は下落します。

決算の組み合わせとしては、

A:①○ ②○
B:①× ②○
C:①○ ②×
D:①× ②×

○:良い ×:悪い 
◎:凄く良い △:普通(簡略化の為に省略)

株価がプラスになるのは、
A、B>C>D
の順になります。

なので、決算プレイで狙うのは、AとBです。

どんなに今四半期(23年1-3月)の決算が良かろうが、
来期(23年4月~24年3月)が、保守的な見通しだったり、悪い見通しを出すと株価は下落するので、

理論立てて考えて「来期の見通しが良い」であろう銘柄
を狙うのが「本決算では」基本だとの考えでいます。

ただし、本決算での来期見通しは、保守的に出す企業が多いので、過去の本決算以降に上方修正の数が多い銘柄は、保守的なので、その傾向は調べておくのはマストです。



23年1-3月決算の特徴

~4月28日までの今四半期決算(23年1-3月)の企業決算の時点で「明確に」特徴は出てました。



この記事を書いた時点(5/5)で出てる決算の企業は、

・鉄道大手
・電力各社
・空運大手(ANA、JAL)
・海運(商船三井、NSユナイテッド)
・半導体 企業一部(ソシオネクスト、アドバンテスト、イビデンなど)
・建機(コマツ、日立建機、竹内製作所)
・自動車 部品関連(デンソー、アイシンなど)
・小売り大手(ファストリ、イオン、コンビニ)

ただし、決算が最も集中するのは、
5/10~5/15で、 5/12 は1000社超 5/15は590社超 と一番多いです。
これらを5/2時点で既に出てる決算から予想する事になります。

国内決算スケジュール


~5/2時点で

◆良い決算(特に 来期2024年3月期 が良い)の共通点
自動車、EV「関連」の「業績」と「見通し」が好調

鉄道、空運 も見通し良好


◆悪い決算(23年3月期&24年3月期 も悪い)の共通点
⇒ スマートフォン(特にiPhone以外)、パソコンが絶不調

⇒ 中国の「製造業」需要がイマイチ


◆まちまちな決算
⇒ 半導体

◆今後良いだろう
⇒ 韓国輸出が売り上げに占める割合が大きい企業
(Aグループに再指定されるので)
韓国向け輸出再開



不調決算の特徴

「スマホ」に関連した銘柄は絶不調で、24年3月期 の見通しも悪いです。

◆スマホ市場
まず、米調査会社IDCが4/27に発表した数字ですと、
2023年1~3月のスマホの世界出荷台数は、前年同期比で14.6%減の2億6860万台だったと発表してます。
IDCによる市場全体の先行きは、不足の事態が起きない限りは7~9月でプラスとなり、年末にかけて2桁成長するとの予想です。
(ただ後述しますが、企業決算はもっとネガティブに見てます)

2023.04.29-スマホ世界出荷14.6%減(1-3月)


メーカー別では、
サムスン電子:
前年同期比18.9%減の6050万台(シェア22.5%)

アップル:
2.3%減 5520万台 ですが、中国主要工場の供給不足が解消したことで、iPhoneの販売減少は改善しつつあるとの事。

この事象は去年にも記事書きましたので参考に。

アップル一人勝ちの理由
http://loanimai-bigbust.net/admin/20221106-invester79.html


◆スマホ決算(例)
<村田製作所>
今期3割減益、「スマホ部品の販売価格の下落」が業績に響いてます。
主力製品である、スマホ向けの 積層セラミックコンデンサー は在庫過多状態です。

スマホ大手が部品在庫を増やしたところに、市場の落ち込みが加わって電子部品の在庫がダブついてます。
なので余分な在庫が解消するまでは、村田製作所の製品も市場からも価格下落圧力を喰らいます。

足元の工場稼働率は80%程度です。
今期は減産幅を上期3%、下期2%と広げて、24年3月の生産額は売上高を下回る水準に抑えます。

セグメント別の売上見通しは、
コンデンサー  :+5%
高周波・通信  :▼15%
エナジーパワー:▼14%
※リチウムイオン電池関連

村田会長の決算会見では、
スマホ市場は、今期のスマホ世界需要は前期10億8千万台から、今期微増の11億1千万台に留まると予測しており、スマホの買い替えサイクルが伸びており、以前の13億台市場に回復するまでに「数年は必要」と発言しております。



好決算の特徴① 自動車関連

今期(24年3月)から好調に転換してるのは、
自動車、EV(電気自動車)「関連」です。
ただし懸念点はあるので、「中国の景気懸念」で後述します。


(例1)デンソー、アイシン

自動車部品のトヨタ系の大手2社だと、

デンソー(トヨタ系の自動車部品国内首位。世界2位)は、
24年3月期は、前期比22%増で6年ぶりの最高益の予想です。

デンソー


会見では「電動化や自動運転の分野で収益力が上がってる」との事で、EVに使うインバーター(※)、センサー、カメラなどの運転支援製品が伸びてるそう。

(※)制御装置、バッテリー出力である直流電力を、モーターを駆動する交流電力に変換する回路

アイシン(トヨタ系部品大手で自動変速機で世界首位)は、
23年3月期は減収ですが、24年3月期は前期比3.3倍の1250億円にV字回復の予定で車載半導体不足の緩和による自動車の生産回復で電動ユニットの販売が増えてるそう。
アイシン

トヨタ系8社の24年3月期、7社が増益 デンソーは最高




(例2)TDK
TDKは24年3月期は純利益で前期比29%増、営業利益は13%増で最高益の見通しです。
コンデンサーなどの電子部品や、磁気センサーがEVの普及で伸びます。
TDK

TDKでは、EV含めた電動車市場(xEV)が27%増と急拡大するとみてます。
HDD用ヘッドはデータセンター向け投資抑制でダメだが収益性は改善します。

一方で全体では売上高は7%減を見込んでいて、これは「スマホ」向けの2次電池バッテリーの販売の落ち込む想定です。ここでもスマホは悪い事が分かります。

TDKが7期ぶり最高益、24年3月期最終 EV向けなど好調




(例3)ソシオネクスト

システムオンチップの半導体メーカーですが、こちらの決算を読むと良く分かりますが、

半導体市場はスマホ向けの需要が減少で、ファウンドリー(製造受託企業)の製造ラインに余裕が生まれた事で自動車などの半導体チップの引き合いが強まったとの事です。

ソシオネクスト


つまりは、

スマホ需要減少
 ↓
ファンドリーの製造ラインに余裕
 ↓
自動車用の半導体の増産

って流れになったと読む事ができます。

自動車は、ボトルネックだった自動車向けの半導体不足が遂に解消に向かったと「私は」読みました。

この記事書いてる時点(5月5日)では、主要な自動車メーカー決算は出て無いので分かりませんが、今後の決算でこれが明確になるのではないでしょうか。

これで半導体不足解消による自動車が挽回生産に向かうと予想しました。
ただし「中国の景気懸念」については後述します。

じゃあ・・どの自動車、EV「関連」で買うべきか?



決算書BSから業績予想 製造業

個人投資家の多くは、PL(損益計算書)で売上、営業利益、経常利益、純利益はチェックしても、BS(財務諸表)は見ない方が多いと聞いた事があります。

見なくても影響は無い場合もありますが、BSも業種によっても重要度が違うので一概に言えません。
念の為、PL、BSのごく基本から記載します。

<損益計算書>
基本中の基本になります。
収益と費用の内容を段階的表示して、どのようにして利益が出て、何にどれくらいのコストが発生したかを把握します。

売上・粗利など


1.売上
決算書の一番上に載るのでトップラインって呼び方をします。
ここが全ての源泉ですね。

2.「売上総利益(粗利)」=「売上」 - 「売上原価」
3.「営業利益」 =「売上総利益」 - 「販管費」

ここは業種によっても、何が売上原価で、何が販管費になるかは違うんですが、

例えば、「人件費」は、
一般的に「製造業」であれば、物を作る為に人が必要なので、人件費は商品の製造に関わる売上の原価であると考えて 「売上原価」として計上するし、

作られた物を仕入れて売る「小売業」であれば、
商品の販売活動に人が必要なので、販売に関わる人件費は、販売するコストと考えて「販管費」(※)として計上します。

販売費:商品の販売活動にかかる費用&
管理業務にかかる費用

なので、製造業の方が売上原価が膨らみ、小売業の方は販管費が膨らみます。
あくまでも一例ですが、このように業種によって見るポイントは変わってきます。


<貸借対照表>
「資産」「負債」「純資産」で構成されます。

貸借対照表

・資産は、会社保有の財産で、現金、預金、売掛金、不動産、株式など現金化し易い(流動性が高い)順に並べて表示します。
・負債は、銀行借入、従業員の給与、税金の未払い金、引当金(将来の負債)等です。

・純資産は、資産から負債を引いた差額です。資本金、儲けた利益です。



前置き長くなりましたが、
「製造業」における決算書のBS(財務諸表)で見ておくべきポイントとして
在庫(棚卸資産)
があります。

それは在庫が少ない会社の方が、在庫調整が終わってるので、生産し易いので売上が増えやすいからです。

製造業では、手持ち資産はどの程度、製品在庫が増えているか、在庫整理できているかは、今後の売上を予想する上で個人的に重要だと考えているポイントです。(しつこいですが、私の自己流ですから、これが決算書の正しい見方でも何でも無いです。)


TDK、村田製作所
の決算短信を例にとって説明すると、

今決算でも、おおかたの企業で在庫が増えてるんですが、

村田製作所の在庫である棚卸資産は、
5750億円で、1年前4647億円から23.7%(5750-4647÷4647)増えてます

村田製作所-棚卸資産


TDKの在庫である棚卸資産は
4430億円で、1年前4370億円からの増加率で見ると、1.3%増です。
外貨建ての資産もあるので、円安だと増えるのは仕方ないんですが、ほんの微増です。

TDK-棚卸資産



それでTDKのように在庫があまり増えて無い会社は、新年度の生産がやりやすいので、需要が戻ってきたときには、売上や利益が増えやすいって事で、

TDK  :在庫少なく 増益見通し
村田製作所:在庫多く  減益見通し
となってます。

なので、「製造業」においては、棚卸資産をチェックする事で、経験則から在庫調整が終わってる方が株価を見る上でも優位性が分かるというのが、個人的な決算書の見方です。

あとは、在庫がどのくらいの水準で、過去と比較して在庫に過剰感は無いか。
在庫の解消に時間がかかるか、かからないかを見ていく事になります。

ただし、半導体パッケージメーカーのイビデンの決算のように中期経営計画で、24年3月期は減収減益でも、25年3月期以降(1年以上先だが)に増収増益の見通しを出していると(ペラ1枚の中計ですが・・)、普通に株価はポジティブに反応したりする事もあるので、そこはちゃんと見ましょう。


イビデン


上記の決算書のBSから業績予想するってのは、ただの一例なんで、他にもセクターごとにBS、PLで見る箇所は、それぞれ私は違うんですが、そこは各自でやってみて下さい。


中国の景気懸念

中国は、企業業績に影響が大きいので統計数字を出すと

<中国PMI>
2023年4月時点では、
中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が4/30に発表されたんですが、新規受注は3月より4.8ポイント減って4月は48.8と50を割りました。(50より上で前月より拡大)

非製造業の方は、56.4と50を上回っており、外食、旅行などのサービス業は堅調でした。

また鉄、非鉄金属、化学製品などの産業素材の価格は足元では急落してます。

図表-中国の状況と鉄鋼


中国国内でダブついた鋼材は国外に向かってて中国の1~3月の鋼材輸出量は前年同期から5割増えてます。

日本国内の輸入鋼材を保管する倉庫はすでに満杯で、中国産の鋼材の貨物船は荷揚げができない状況だそうで、中国の安価な鉄鋼が増えると日本の鉄鋼メーカーには完全に逆風です。

2022年末から年初にかけて好調だった鉄鋼は完全に今は停滞してしまっています。

こういう変化は自分がポジション持ってたり、あるいは買おうとしてるセクターの場合は調べておいた方が良いです。

米国の鉄鋼株もUSスチール、ニューコアなども昨年後半から年初にかけては日本の鉄鋼と同様に堅調に推移してましたが、ここにきて急落してます。

その他にも不動産投資も低迷しております。

中国の景気減速の一例としては、化学製品ですと 東レのABS樹脂の数量が減って
24%の下方修正を4月下旬にしており、
値上げはしたものの、ABS樹脂の原材料価格が高騰して、需要低迷で市況悪化が理由との事。

東レの事業利益3割減 23年3月期、中国減速で樹脂需要減

<中国 鉄鋼業生産>
4/18 発表の 3月の
小売売上高は前年同月比で10.6%増で1~2月の3.5%から大幅に拡大してるんですが、
鉱工業生産は3.9%増で相対的に回復が遅いです。

これは、自動車の1~3月の新車販売台数▼6.7%、自動車生産▼4.3%と減少していて、これは自動車取得税の減税、新エネルギー車(xEV)の補助金を去年末で止めたのが響いてるようです。

ただし、この生産減少はガソリン自動車らしく、新エネ車(xEV)に特化するBYD(比亜迪)社は非常に好調です。

EV大手のBYDの 2023年1-3月期決算は、純利益で前年同期比で5.1倍の41億元(約800億円) でした。
主力の自動車事業は1-3月の累計新車販売台数は、乗用車で92%増、商用車で2.6倍 で、ガソリン車は22年3月で製造はやめてます。

売上比率は自動車77%、スマホ関連23%で、粗利全体が17%で、自動車は20%、スマホが6%で、車が収益の柱です。

中国BYD


ざっと中国の影響をまとめると、
<不調>
・鉄鋼、非鉄金属など
・化学製品等の素材
・スマホ(特にアンドロイド)
 =モバイル向けの電子製品は不調
・製造業

<好調>
・サービス
・ブランド品関連
・(製造業の例外)xEV自動車




業績期待 自動車関連

今後の業績を予想する上で、米国の業績もある訳なので、裏付けて矛盾が生じて無いかはチェック可能になりますが、米国決算まで話すと終わらなくなるので今回は無視しようかと思いますが、ごく簡単に。

一応・・
<自動車>の一例
ステランティス(世界4位の自動車 伊フィアット、仏プジョの合併会社)は1-3月14%増収 半導体不足が改善
BMW、メルセデスベンツも好調

欧州ステランティス

BMWメルセデス


<スマホ>
クアルコムは1-3月は17%減収でスマホ需要減が響きました

米クアルコム

・・と、日本の決算結果と全く矛盾しません。


と言う事で、

・自動車は半導体不足解消、EVが好調
 但し、エンジン自動車は中国では減速


・スマホは絶不調 ( ノД`)…

であるので、

時価総額が大きい上に実際に売れないと売上の立たない自動車メーカーに投資しても面白味が無いので、それよりも自動車製造さえすれば売上が立つ部品メーカーに投資妙味があって

①自動車・EVに必須な部品をメイン(全体売上の5割以上)に供給する銘柄
 (エンジン車よりもEVでも必須である事)
 かつ
②スマホ関連の売上は全体に占める割合(プロダクトミックス:売上構成比率)は2割以下
 かつ
③株価が上り過ぎて無い。バリエーションが高すぎない。
 かつ
④同業他社よりも①~③が当てはまる

上記を満たす銘柄が、面白味があると個人的に考えました。


この条件に当てはまる銘柄として、
今期(24年3月期)に伸びる銘柄
を予想します。

ここまでの分析は、決算見りゃ分かる事なので、
上記条件にとハマる銘柄をピックアップできるかが投資家の腕になると思います。


下記に具体的に業績期待が持てる自動車部品の銘柄を幾つか挙げます。




業績期待 自動車部品と需給


3銘柄挙げますが、

前提条件として、「業績期待が持てる」とは24年3月期の1年程度の中長期と考えた場合です。
株価の動きは短期的には、

需給 > 材料 > ファンダ

であり、需給は全ての材料に優先するので、

スイングのような短期の場合は、エントリータイミングが悪きゃ、どんなにファンダが良い銘柄に入ろうと損こくし、あるいは利益は限定的になってしまいます。

去年にエニーカラーで大口の売り出しで、アッと言う間に株価は半値以下になりましたが、あれが典型ですが、いくら目標株価が現在株価の数倍であろうとも、需給で押されたらもうダメです。

もし短期で入る場合は常に需給を見て無いとダメです。


あと注意は「自動車」の「部品」であって、電子部品では無いです。

電子部品の分野の多くはここから半年程度は悪いと個人的にみてますので、自動車部品と電子部品の両方を扱ってる企業の場合は、その売上構成比率が重要になります。

そんな訳で

3銘柄挙げますが、

・エントリーのタイミング

・同時に監視た方が良い情報(需給を読む為)
・銘柄の製品情報
・売上構成比率 、なぜ優位か?
・同業他社比較

などを詳細に分析してます。

銘柄は差別化の為、プライベートモードに入れます。

(読みたいって方は、記事最初の条件読んで、等価での情報交換に参加してね。





好決算②予想 鉄道関連1

株価が大きく上昇する可能性があるタイプとしては、大きく3つって、

1.急成長型
EPS成長率が20%以上の銘柄

2.市況型
景気動向をモロに受ける銘柄で、売買のタイミング次第で凄く投資妙味がある。

3.業績回復型
1度業績が大きく落ちたのが、一気に事業が好転するパターンです。


今回は、コロナで業績が非常に落ちたのが、アフターコロナで業績が元に戻ろうとする銘柄は、まさに「3.業績回復型」で、一気に事業が好転するパターンです。

ホテル、旅行、アミューズメント施設(オリエンタルランドなど)のインバウンドが代表ですが、見逃しがちなセクターがあります。

注目がイマイチ薄いのが、鉄道関連の「工事」銘柄です。

実は、鉄道関連工事銘柄は去年の秋頃から上昇トレンドが続いてます。

本格的な復帰は本決算以降の決算発表で、24年3月期に業績が好転すると見て
鉄道大手の決算を見てから満を持してエントリーです。

鉄道関連で時価総額が2兆円以上あるJR東日本に投資しても、上昇幅は知れてるのと、コロナ前までには回復してないので、コロナ禍で業績がメタメタになった投資妙味が大きい関連銘柄に投資する訳です。

まず、
JR東日本(東日本旅客鉄道) (時価総額 2兆9700億円超)
は4/27 の決算にて24年3月期は90%増益 10円増配を発表してます。

JR東のEPS推移では、

18/3 750
19/3 770
20/3 520
21/3 ▼1530
22/3 ▼250
23/3 260
24/3 360

とコロナの影響をモロに受けて、
乗降客数が非常に減って、輸送量が減った中で業績が急激に悪化しました。

そんなJR東日本の仕事の多くを請け負う鉄道・建設工事の企業は厳しい業績を強いられました

本来必要である、安全輸送に欠かせないメンテナンス工事にまでシワ寄せがきた上に
(下請け法で禁止だろうけど)実は単価まで削られておりました。

その投資がやっと再開に転じて、その恩恵が受けれる企業は
来期は一気に業績回復するので、そんな銘柄に投資していこうというのが個人的な投資戦略です。

その前にJR東を簡単に説明します。




JR東日本の挑戦

まず、JR3社の決算は、36%の営業増益でした。
今期合計はコロナ前の6割くらいで、需要は回復しつつあるも、動力費が高負担となってます。
JR東他

今回の投資戦略とは別に、

JR東は鉄道・輸送だけの企業だと思ってると、隠れたJR東関連の優良銘柄を見落とすので、簡単に説明すると。

現在4割以下の鉄道以外の売上を5割にしようとしてます。

具体的には、生活ソリューションとして

①流通サービス(駅に人が集まる場)
②不動産、ホテル(好立地の有形資産を持っている)
③IT、Suica(Suica等のデジタルインフラ)
などで、


①流通サービス事業としては、
エキナカ事業だったり、交通広告媒体だったり
みどりの窓口を閉鎖して、その跡地は高い集客力が期待できる場所なので、そこに再配置やテナント誘致などで収益化しようとしてます。
物販・飲食

②不動産、ホテルでは
高輪ゲートウェイ、大井町周辺の地区開発、社宅跡地などの利用です。

高輪ゲートウェイシティという新たな街を作って24年にも開業する予定です。
ロボットを使った回遊販売だの、ビル群を繋ぐ低速の立ち乗り自動走行車両なども実施して先端技術・サービスを集中する街にする見込みです。
高輪ゲートウェイ


目玉は、らせん状の外観で日本の四季を表現する文化創造棟です。
高輪ゲートウェイ


高輪ゲートウェイ2


高輪再開発

元々持ってる好立地の不動産を上手く使って収益化するつもりで、不動産事業が、国内では三菱地所、住友不動産に継ぐ規模になります。
ただし、JR九州がすでに非鉄道の売上を7割にしており、コングロマリット批判を浴びてます。

③IT、Suica事業は、
現在のSuica改札は改札機で運賃計算してるんですが、
それをセンターサーバーとの応答にする新しいSuicaシステムに移行する予定です。
Suica

個人的には一番面白いと思う所なんですが、
JRE Bank というJR東日本ブランドの銀行口座の設立も決定して
銀行代理業へ参入を2024年の春にもするつもりでいます。

JRE


Suicaという、もの凄~く強いキャッシュレスブランドを以前から持ちながら・・・今更かい・・って気もしますが、

経営陣が間抜けなだけで、本気でやってりゃ今頃はPayPayも凌駕してたろうに・・。


JR東日本の現状を詳しく知りたい方は以下の本をお勧めします。

新世代オープンイノベーション JR東日本の挑戦
JR東日本の挑戦




好決算②予想 鉄道関連2

話を戻して、
JR東のコロナ回復にて
鉄道関連の「工事」の恩恵が受けれる企業についての続きですが、

条件としては、
「JR東の関連工事が、収益の柱で、全体売上の3割以上ある事」
ですね。

もう少し深堀して、JR東の工事は

大きく分けると、
・メンテナンス工事
・プロジェクト工事
に分かれます。

コロナで業績は赤字になり安全輸送に欠かせないメンテナンス工事にまでシワ寄せを受けていました。

工事の単価が数パーセント下落して、数量も2割ほど減少してたのが、

ようやく去年の始めに一部の単価が改善して、コロナ禍前までの水準に戻す為に前期(-23/03)は交渉を続けてたのが現状です。(決算時点では変わってるかも知れません。)

プロジェクト工事は長期の計画なので、そう大きな変動はないけども、新幹線関連工事が本格化しそうです。

JR東日本では、東北、上越新幹線の橋梁、トンネルなど大規模改修を計画してます。31年から40年の10年間で1兆円を投入するそうです。


地震対策工事では、
福島沖地震で、東北新幹線の脱線とか被害があって高架橋、電柱の損傷が多くあったそうで

東北新幹線、上越新幹線の高架橋の柱で7万7千本あって、耐震補強の対象が4万6千本以上、現行の計画では、2万7000本が耐震補強を進めていて。9600本はまだ未着工で、そのうち1000本は、25年度を目標期限にしています。

この辺りの工事を進める A,銘柄、B銘柄2銘柄(プライベートモード) などは、耐震補強工事の取り込みが期待できます。

あと電柱は、高架橋の上にコンクリート製の電柱が2万本あって、そのすべての電柱が耐震補強工事の対象で、

コンクリート製の電柱が主流なんですが、これを鉄の柱へ交換する工事ですとか、
コンクリートの電柱を補強する工事も計画されていていて B銘柄、C銘柄2銘柄(プライベートモード)の仕事が増えそうだと。

あとはホームドア整備も注目しておりまして、ホームドアはバリアフリー化の費用を運賃に上乗せできる
鉄道駅バリアフリー料金制度(※)ができていて

JR東日本は、これを活用して路線の運賃を10円引き上げして、230億円を捻出してこのホームドアの設置を加速してます。

※2021年に創設された国の制度で
駅などのバリアフリー化を進めるため、転落防止のホームドアやエレベーターの設置などの費用を運賃に上乗せして鉄道の利用者に幅広く負担してもらう趣旨。

従来は、32年度末までに330駅 660番線を計画していたのが、660番線を758番線に拡大して完了時期を1年前倒しするという事でホームドア関連の事業も恩恵を受けそうだと。
事故を防ぐ意味でも重要だしね。

では、これらJR東の恩恵を受ける企業ですが、

◆銘柄C(プライベートモード)
xx「xx工事」で首位で、JR東向けが全体売上の5割になります。

この銘柄の詳細はプライベートモードに記載します。
(絵入りで解説します。)

他の鉄道工事関連で期待の銘柄について


◆銘柄A(プライベートモード)

鉄道保守など、売上の7割がJR東向けです。
JR東はこの銘柄の保有株を大幅に増やしております。
2022年度からメンテナンス工事の単価UPしており、
次年度の単価アップの協議をしているとあり、
JR東が保有株を増やした事により単価UPに繋がり易いのではと。

そして耐震補強工事、ホームドアの整備工事などで、今期、来期 大幅な増益が見込めると予想しました。
そうなると、次年度(24/3)は営業利益率のUPになるのでは・・と予想。

・大株主の分析
・PEGレシオ
・需給分析(これかなり斬新です。)
・EPS推移
・22年11月の決算時の資料の分析
・JR東から受注のプロジェクト工事

などは詳細にプライベートモードに入れておきます。


A銘柄の中期経営計画での目標数字は、
24年3月を
売上高 1500億円
営業利益 150億円
総還元性向 40%以上
としており、
もしこの数字をそのまま24年3月の目標に出すとかなりです。

40%以上(DOEも意識した安定的な株主還元
とありますが、
実はここに個人的には注目してて、

<DOEとは>
DOEとは、「Dividend on equity ratio」の略で「株主資本配当率」のことで、

配当性向は、当期純利益に対する配当額の割合で考えるのが一般的なんですが、当期純利益は変動幅が大きいので、変動の少ない株主資本を基準にして、安定的に配当を還元しようとする企業が増えてます。それで「安定的な」株主還元となってます。

DOE
=年間配当総額÷株主資本×100 (%)
=配当性向×自己資本利益率(ROE)×100 (%)
で計算します。

DOEというワードは注目しておくと良いです。
4月の決算企業でもDOEを意識した還元策を行う企業が幾つかありました。

たとえばNOKという銘柄なんですが、
自動車用オイルシール(シリンダーからのガス漏れを防ぐ)で、国外でシェア50%、国内でも70%とかの最大手です。

NOK

決算前でPBR0.5倍で、今で0.6倍代で4月の決算では、
自社株買い100億円、増配の他に、
配当金は24年3月期から3年で
DOE2.5%以上(375億円以上)
と設定しました。
(企業によってはDOS3%以上に設定してます。)

自己資本約60% 有利子負債も0.15%とかで、財務は別に悪くないんですが、この原資として、持ち合い株の25%を売却する事で配当原資として捻出するみたいです。

NOKの財務諸表の下記「投資その他の資産」の箇所が該当箇所です。
1971億円あります。
NOK-財務




工事に時間もかかり、JR東日本からの発注も見えてるはずなので、
中期経営計画の数字が保守的であれば、今後の1年の間での上方修正に期待です。


てな訳で、この記事は5月始めに書いた記事ですので、
当てが完全に外れている可能性もあります。


参考までに
低リスク&高リターンの決算跨ぎ
http://loanimai-bigbust.net/admin/20220418-invester-60.html



参考までに紹介しました。
他にも幾つも良さそうな候補もあります。

この紹介した銘柄が良い訳でも何でもなくて、参考程度です。

他にも、24年3月期は伸びるだろうなー思う銘柄が複数あるんですが、決算出て決算書を見てからでいいかーってのも多数あります。


銘柄分析で全体の半分近くがプライベートモードになってしまって

GW中に、すげー長く2時間以上も記事にかかりました。
せめて感想だけでもお寄せ下さい。


くれぐれも、投資は自己責任で行いましょう!



では、では。



ちゃんちゃん。

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