どうもローンイマイです。


実は、凄く有用な有料級のスイングトレードのテクニックを記載します。

・自己流テクニックと
・汎用的に知られてるテクニック
の2つを記載します。


前回記事にて、
http://loanimai-bigbust.net/admin/20221216-invester87.html



スイングトレードのテクニックとして

同じ業態で似た値動きをする

東邦チタニウム
大阪チタニウム

複数銘柄を比較しながら売買する手法を記載しました。
実は、これって私がよくやるスイングトレードの「幾つかある中の」手法の1つです。

誰に教えて貰った訳でも無く、私自身で考えてバックテストしてきて有効性の高い事が分かってる手法です。

ただ生の実際の取引事例でも示さないと、まず理解できないし、
別に教科書がある訳でも無いし、こんな事言ってる人がいるかも私は知りません。

テクニカル分析の本とか立ち読みした事はあるんですが、
ファンダメンタルズ分析を組み合わせたものって読んだ事もなくて、
私的には「ホントに役立つような」スイングトレードに特化したような情報に出会った事が無いのが実情です。


結局は、やはり自分で考えて実際のマーケットの経験から
「自分に合った期待値の高い手法」
を試していくしか無いんだと思います。


では、スイングトレードのテクニックを
東邦チタ、大阪チタの実例をもとに記載します。



この記事は12月17日(土)23時過ぎに書きはじめて、30~40分後くらいにUPした記事です。

情報交換できる仲間を募る目的で書いてますので、

・「真剣」にやってる「専業」の投資家の方
 または、
・専業では無くても、「真剣」に深く勉強してる兼業の投資家の方
 かつ、
・「等価」で情報交換できるような方

は、ぜひ連絡下さい。

→ 過去の 経済・投資・ニュースなんかを くっちゃべった記事はこちら

全てローンイマイの日記で、個人の見解ですので、紹介した銘柄は決して推奨では無いので投資は自己責任で行って下さい。

コメントの際は、投資暦、投資スタイル、具体的なポジションを持ってる銘柄を記載いただけると助かります。




①どの銘柄が上昇するか?


ロシアのウクライナ侵攻の日は、2月24日木曜日ですが、

直後の2月27日に大阪チタニウムを上昇してるコモディティ銘柄として記事にしましたが、

コモディティ上昇銘柄
http://loanimai-bigbust.net/admin/20220227-invester-44.html


1月の記事で、もしロシアが戦争始めると「原油」、「小麦」「など」のコモディティが上昇すると記事にしました。

正直コモディティの上昇が高いのが「チタン」であり、具体的な銘柄が大阪チタニウム、東邦チタニウムだとは、1月の段階では予想はしてませんでした。

これは実は、以前にプライベートモードに記載してたんですが、
「そんなもんは自分で調べて」
「漏れなく把握できる!」と

それは、
戦争が起った日に、ほぼ全面安になり株価が暴落する中で
「どの銘柄が上昇するのか?」
「その上昇率がどの程度か?」
を確認するだけです。

そして、戦争と同時に16%以上も上昇している銘柄である
「大阪チタニウム」が「なぜ上昇してるか?」を調べて

2月の時の日足チャート
大阪


「そうかぁ。。スポンジチタンのトップシェアがロシアの企業だからかぁ・・」
「しかもボーイング、エアバスやら大手航空機メーカーは、ロシアが実は独占してたのか・・・」
「大阪チタのスポンジチタンは操業率が50%しか無いんかい。。これフル生産したらスゲーじゃん。」


大阪チタとスポンジチタン解説
http://loanimai-bigbust.net/admin/20220723-invester68.html


の情報を当時調べて、

「こりゃ上昇するな!」と。
と言うのが、当時の私の頭の中で思考してた事です。





②どっちの銘柄が優れてるか?

ロシアのウクライナ侵攻「前」の段階で
東邦チタ、大阪チタのどちらが「チタン」「の」ファンダが優れてるかですが、

2月の戦争初日が終わった段階で、
大阪チタが圧倒的に優れてるとファンダ分析していたので、
東邦チタをそもそも買う発想もありませんでした。

もっと言うと、ファンダなんて調べなくても
どっちが優れてると分かる方法があります。

それは「市場関係者の投票結果」すなわちそれはマーケットの結果である
「株価」
です。

ロシアのウクライナ侵攻の日
2月24日終値は、

東邦チタニウム 1,010円(+ 9.4%)
大阪チタニウム 1,044円(+16.8%)

16%と9%の上昇で、

圧倒的に大阪チタの「チタン」のファンダが優れてると、もう想定が付きます。

これが「市場の投票結果なんだ!」と。

大阪チタ2月

東邦チタ2月



あとは、その裏付けをファンダで分析するだけです。




③バックテスト

2月24日の前営業日 2月22日の株価は、

東邦チタニウム 923円
大阪チタニウム 894円
です。

東邦チタニウムの決算発表は10月27日大引け後ですので、
その日の終値でバックテストするとパフォーマンスが出ますので、

10月27日株価
東邦チタニウム 2,114円
大阪チタニウム 3,305円


戦争前日~第二四半期決算前まで

東邦チタニウム 923円→2,114円
+1,191円
+129%

大阪チタニウム 894円→3,305円
+2,411円
+269%

東邦チタは、約2.3倍に対して
大阪チタは、約3.7倍
と圧倒的にパフォーマンスが大きくなってる事が分かります。

どちらの銘柄を選んだかで、これだけの差が出てしまいます。





④第2四半期ファンダ分析

第二四半期後の決算は時系列として、

東邦チタニウムの決算発表(10月27日)後に、
大阪チタニウムの決算発表(11月02日)がありました。

この2銘柄の今後の業績見通しの発表を比較している事が、ファンダの前提となります。

これが
「第二四半期の決算発表」「後」
にどっちが優れてるかです。


最初は
大阪チタニウム4倍へ
http://loanimai-bigbust.net/admin/20221103-invester77.html


のプライベートモードで解説してたんですが、


大阪チタニウムを売って、この銘柄を買え
http://loanimai-bigbust.net/admin/20221114-invester81.html


こちらの記事で公開して、
「利益予想」も「1株利益(EPS)」も東邦チタに軍配あり
「第二四半期の決算発表」「後」は
東邦チタの方がファンダで有利な事を記事にしました。


この銘柄を買え!検証結果
http://loanimai-bigbust.net/admin/20221216-invester87.html


に記載した通りなんですが、

11月25(金)~12月16日(金)3週間の株価パフォーマンスにて、

大阪チタニウム+3.05%
東邦チタニウム+16.6%

と東邦チタの方が実際優勢だった訳です。

大阪チタニウム-1216


東邦チタニウム_1216



これ①~④

一連の流れを記載してるから、

11月25(金)に大きく下落した
東邦チタニウム

を買った事が、
「スイングトレードのテクニック」
である事が分かるでしょうが、

こんなのやっぱり、

①どの銘柄が上昇するか?
②どっちの銘柄が優れてるか?
③バックテスト
④第二四半期後ファンダ分析

の一連の流れを説明しないと、完全に自己流だし、

なぜ、このタイミングで、東邦チタニウムを買ったか?とか
詳細に説明しないと、意味分からないでしょ?

ただし、これは「ファンダメンタルズ分析」が出来れば、
実は「凄く応用の効く」昔から良く使ってるローンイマイ流「関連分析法」の応用の「スイングトレードのテクニック」です。

関連分析法
http://loanimai-bigbust.net/admin/20211231-invester-25.html



これを前提にした類似で
汎用的に使える有名なテクニックを記載します。


ヘッジファンドご用達テクニック

プロのヘッジファンド(※)は、買いと売りを織り交ぜてる事が多いですが、その手法を紹介しますが、それは「どんな相場」でも「大きな損をせず」に、かつ「パフォーマンス」も出す手法です。

※出資者から集めた資金で運用する投資ファンド

これも1月に記事にしたんですが、「ショートポジション」を織り交ぜてないと今年は勝てないよと。

アベノミクス後からのロングオンリー(買いだけ)で勝てるような状態じゃないって事なんですが、

ヘッジファンドは実はアベノミクス以降は冬の時代でした。

ヘッジファンドは、出資者の為に「絶対利益」を追求しますので、「リスクを最小限にする」必要があり、名前の通り常にリスクを「ヘッジ」します。

アベノミクス初期のように「一方的に上昇するような相場」では、ヘッジをかける事は利益の上値を抑えてしまい、利益は出しますが、「大きな」利益を実はとれません。

ただ「下落相場」でも、キッチリと利益を追求できる手法を取ります。

要は、どんな相場だろうと 一定の絶対利益を追及します。


例として、
第二四半期後の
T:東邦チタニウム
O:大阪チタニウム

だと、同じような株価の動きをする同業種で、東邦チタの方がパフォーマンスが出る判断したら、

Tを「買い」
Oを「空売り」
とセットで同額くらいで行います。


どういう事かと言うと、
バックテストで、3週間の株価パフォーマンスにて、
T:+16%(買い)
O:+3%(空売り)
でしたが、
16%-3%=13% の利益を取れた訳です。


実際に、12月16日の相場は地合いが悪く
T:△3.2%(買い)
O:△3.2%(空売り)
で、本来は△3%を全体で喰らう局面ですが、この手法だと下落時に全くダメージを受けてません。

もっと言うと「両方下落」しても問題なくて、
「相対的に」片方のパフォーマンスが良ければ問題ないので、

仮に下落相場で、
T:△10%(買い)
O:△15%(空売り)
だとしても、

△10%-△15% =+5% の利益が取れる訳です。


このように同業種や似た動きをする銘柄で、


pair

パフォーマンスがT>O と判断したら
T:「買い」
O:「空売り」

と「買い」「空売り」のセットで売買する手法を
ペアトレード
と言います。


この手法は、相場全体の動向に左右されずに利益を追及できます。

ペアトレード例-全体の影響を受けにくい


また、
「相対的に」「片方のパフォーマンスが良い」だけで無くて、

「相対的に」「同じくらいのパフォーマンス」でも良くて、

「セットで売買する」エントリーの時にテクニックが必要で、似た動きをしてる2銘柄で、

「同じくらいのパフォーマンス」で、
相対的な株価が

株価A≒株価B

だとして、なにかのタイミングで株価が離れる時があり、

株価A>>株価B
と一時的になった時


ペアトレード1

株価の高い方を空売り 株価A
株価の低い方を買う  株価B

と両方の株価は、似た動きをするので、
後ほど近づいていき易い(A≒B)ので、一時的的な「A-B」の価格差を狙いにいきます。


これらの手法は、個別銘柄だけでなくて、ETFでも使えて、今年のように米金利上昇局面では、相対的にグロース株が売られやすいので、

・日経や、TOPIXブル連動型のETF:買い
・マザースETF:空売り(=ベア、インバース型を買う)

というペアトレードや、
他にもセクターのETFもありますので

今年前半ならば、

・銀行業ETFを買い
・半導体ETFを売り

NF銀行業

GX半導体


と等と、同額程度を同時に売買するペアトレードが使えます。

「相場全体が上がろうと、下がろうとも」利益の追求が出来きて、
今年のような荒れた相場ではパフォーマンスが高い手法です。


私が良く「空売り銘柄」を記事にしてましたが、まさに「ヘッジ」をかけてる手法です。


今回の東邦チタニウムは買いオンリーだったんですが、
これは割と自信があったのと、地合い的にも、11月の逆CPIショックで上昇局面でもあったからですが、

状況次第では、東邦チタを買い、大阪チタを空売りするペアトレードをしてたかも知れません。

上昇相場ならば「買い」で良いし、
下落相場ならば「売り」で良いし訳で、

ペアトレードは、相場が上昇、下落どっちにいくか分からないような時に、損失を抑えながら利益を出す使う手法だと覚えておくと良いかと。



関連分析&ペアトレード前提

今回スイングトレードのテクニックを記載しましたが、ここまで読んで分かるでしょうが、

「大前提として」
・一定のファンダメンタルズ分析や、
・ETFのペアトレードでも相場やセクターなどの大局観がないと、
いずれの手法も使えません。

テクニカル分析を記載した書籍は、恐らく世の中に沢山あるかも知れませんが、
生の相場が分析できないと結局ダメだし、

当然、私のように
「ファンダメンタルズ分析がベースとなってるスイングトレーダー」

の為の教科書など存在しなくて、正直、ほとんどの書籍は全く役に立たないんです。

結局は、
自分の「投資スタイルに合った」ような投資テクニックを、
実際のトレードの振返りや、もしトレードしてたら?の結果からバックテストをして、実効性があるかを検証して、
「期待値が高いか?」を検証していくしかないんですよね。

この「期待値」がプラスになるのを意識したトレードを行うってのが私の中のベースにあって、

この計算値は、

期待値
=  勝ちトレードの平均利益 x 勝率
 - 負けトレードの平均損失 x 負率

であり、

以前も記事にしましたけど、

勝率30%でも期待値がプラスになるトレードを意識してますので、
平均損失をいかに小さくするか?即ち素早い損切りで、損切したら幾らの損失になるかを事前に計算する。

そして、「平均利益をいかに大きくするか?」で、どの程度の利益が出る可能性があるトレードか?
を考える必要があります。




参考になったらご感想お聞かせください。


では、では。


ちゃんちゃん。