どうもローンイマイです。

インベスター日記 投資情報 雑談板
http://loanimai-bigbust.net/admin/20220426-invester-talkhtml


に、私が蓄電池銘柄ではダブルスコープを持ってる事を4月の記事でプライベートモードに書いて、それを見て買ったとの方からコメントがありました。

インベスター日記は終了したつもりなので、別に放置でも良いんでしょうが、なぜ私が持ってるかの理由を書いて無いので、理由が分からないと売り理由も分からないでしょうから記事にします。


さて、この時期になると、そろそろ夏のボーナスシーズンでもありますが、

個人投資家としては、同時に3月末での配当金が入ってきますので、これがかなり大きいです。

リーマン投資家としてはそこそこ配当金は入ってきて、国産車を買えるくらいの配当金が入ってきます。

凄く儲けてる個人投資家の方々は、この配当金を再投資する事によって複利で資産を増やしていきます。

私はしょーも無いので、これを遊びに使ってしまいます(笑)
大金を稼ぎたい方は、決して真似しないようにして下さい。


この記事は6月26日(日)12時30分ごろに書きはじめて、そこから40分後くらいにUPした記事ですので、その前提で読んで下さい。
(記事時間は、NEWマークが付くように、適度に最新時間にしてます)


全てローンイマイの日記で、個人の見解ですので、紹介した銘柄は決して推奨では無いので投資は自己責任で行って下さい。

コメントの際は、投資暦、投資スタイル、具体的なポジションを持ってる銘柄を記載いただけると助かります。


確定拠出型年金の運用

会社で入ってる確定拠出年金の資産配分の商品を自分で選ぶんですが、

年初から下落しまくってて何十万赤字になってる人が多いらしく
私が株式投資に詳しいと知ってる同僚が他の方に私の事を伝えたようで、すげー聞かれたんですが、

選択できる商品はETFの10数商品程度を組み合わせるんですが、ほとんどの人が国内株式、先進国株式を商品で選んでる人が多かったので、

「今年の地合いで株式インデックスファンドなんか選択してたら下がるに決まってるじゃん。。」
と心の中で思いましたが、そんな事は分からないんでしょうから、

「今、日本以外のアメリカ含めて海外はインフレが加速してて金利を上げるので、金利が上がる予想が出ると株式は下がるよ」と、さらに
「アメリカは次は0.75%も利上げしようとしてるので、10年国債が上昇してる国の債権(アメリカ債権など)を中心にポートフォリオに組んだ方が確実だよ。」
と伝えました。

「株式に切り替えた方が良いタイミングがきたら教えてあげるから」と。
その場で皆さんPCなりスマホアプリで商品を変えてました。

私とか個人投資家として株式投資をやっててマーケットを見てる人には常識でも、金融知識なしの人に、年金の商品を全部自分で選ばせるのって、やっぱり難しいんだろうなぁ~と改めて思いましたね。


防衛銘柄の下落予想

会社で株式投資をやってる人からアドバイスを求められるんですが、

2月上旬頃に、ロシア、ウクライナ侵攻の前の段階でアドバイスを求められたので、
その時は、今はバリュー優勢だし、仮に戦争になっても十分なヘッジになるって事で、過去に何度か記事にした

三菱重工業
INPEX(旧:国際石油開発帝石)
の2銘柄を勧めておきました。

(流石に、リスクも付きまとう海運は勧めませんでした)

結局、その時は買わなかったらしくて、その後にこの2銘柄が爆騰してるを見て激しく後悔したそうす。

INPEX2

4月になって
「今からでも三菱重工業」は間に合う?」と聞かれたので、
「全然間に合うよ」
と買ってその後上がったので喜んでたので、

前記事に記載した通り(⇒記事)
6月9日(木)に5600円超の最高値を付けた日に防衛銘柄のテクニカルが一気に悪化したと記載しましたが、

前記事にも記載した通り私は6月10日(金)で半分は利確した事も伝えて、
「いったん利確したら?」
と彼に伝えて、週明けの様子を見てと思ったんですが、やっぱりテクニカルが悪化したままだと残りも私は利確しました。

その時に彼は利確できなかったそうで、激しくまた後悔して、少しして利確したそうです。
売りは買いよりも遥かに足が早いので、エグジットするタイミングがズレると思いっきり利益を削られます。

5600円超えてたのが、あっという間に4500円代ですからね。

三菱重

やはり6月9日を天井に下落トレンド入りしてたって事ですね。

利確して、そこから相当下落したら買った方が遥かに得ですからね。
彼には5月24日(金)に三菱重工業は
「今日は引けで買う価値はあるよ。」
「確実なのは5月27日(月)」を見てからかな。
と伝えたんですが、どうしたのかな。。


スイングトレードの利確

多分、こんな事言ってるのは私だけかも知れないのですが、

1月19日 「撤退のサイン」  で書きましたが、

私は防衛銘柄を5銘柄エントリーしてて、監視してた防衛銘柄は8個ほどあって、
プラスして他国の防衛銘柄も同時にチェックしてたので、テクニカルが悪化した事に気づいただけです。

上記記事でも書きましたが「単体の銘柄」だけチェックしていても気づかなくて、横並びで関連銘柄はチェックしないとセクター全体が悪化したら結局は巻沿いを喰います。

IHI

川崎重工業

それを逆行高できるのは、後述する(ダブルスコープ)ような特別なカタリストを持った銘柄だけです。

スイングトレードではテクニカルが悪化したら、1度は利確するのが利益を最大限にするコツだと個人的に考えてます。

ただ、先週末で防衛銘柄の調整も一服した可能性はあるので、来週の値動きを見ながら再エントリーするかは要検討ですね。(これも横並びでチェックして1銘柄だけチェックしてダメですよ)

私が個人的に思うスイングトレードは、長期投資の目線とは全く違って、あくまでも
「今ある」優位性
の銘柄 に乗っていくのが基本だとの考えです。

優位性があると思って、全然反応しない時は、監視用に1単元だけ残してエグジットして、他の優位性がある銘柄に乗り換えるので、塩漬けしちゃう人には全く向かないトレード法だと個人的に思ってます。

その監視用の1単元が動いたら、再度そちらに振り向けていく事になります。

例えば、今年は猛暑だと予想されるから、先週は暑かったので「今ある」優位性で言えば、アイスが売れると予想して「森永製菓」が上がると思うとかそういう事ですね。

森永製菓




エネルギー銘柄

今年頭の1月15日にエネルギーが今年は優勢な事は記事で記載ましたが、

1月15日の記事
http://loanimai-bigbust.net/admin/20220115-invester-29.html

<この記事でも「残存者利益」を得られる「石炭」を扱うようなプラントを持ってるような企業が大きな利益を得られます。>

と記載しましたが、分かる人は直ぐに分かったでしょうが、Twitter でも記載した三井松島HDの事を指してます。

去年2021年夏頃から、

石油プラントの権益を持った「INPEX」
オーストラリアのリデル炭鉱の権益を持った「三井松島HD」
ともに、この辺りから上昇相場に入っており、

週足で見たチャート
三井松島HD

INPEX


これは脱炭素が盛り上がる事で相対的に石油、石炭の新規投資が出来なくなった事により、単価が上がった事なんじゃないか?と個人的に分析してました。

これは日本に限った話では無くてアメリカでも1月中旬の決算からエネルギー関連銘柄が好調な決算を出していて、それで当時におススメ銘柄に複数のエネルギー銘柄を記載した次第です。

やはり一番利益を得られるのは川上の権益を持ってる銘柄ですね。



海運株は底打った?

海運は私は5月30日に下船して、監視だけしてたんですが、

前回触れた通り、その後も真っ逆さまに下落してます。


川崎汽船

商船三井

日本郵船

Twitter にもショート(空売り)で勝負かな。と書きましたが、
「落ちるナイフはつかむな」って相場格言がありますが、

個人的には、「落ちるナイフは、ショートしろ」ってのが、スイングトレーダーとしては利益を出すコツだと個人的に思うんですけどね。

ただ、6月24日(金) で底入れの可能性も少しあるかなぁ。。と(まだ分からないが)
3大海運の値動きもあるのですが、

上海ロックダウンの解除が影響してるのか、APモラーマースクがダブル底を付けて、それは一時的かも知れませんが上昇に転じた可能性があるかも

マースク2

正直、分からないので、買い進めるにしても少量にした方が良いでしょうね。

上海ロックダウンの影響では?と前回記事で書きましたけども、その後に海外のエコノミスト誌で知りましたが理由は違いますね。

あと上海ロックダウンの解除って言ったって、最初は4日間と言ってたのを、そこから2ヵ月も伸ばして

中国共産党大会が11月にあり、習近平さんは3期目を狙っていますが、上海ロックダウンってモロに景気を悪くするので、一見して訳が分からなったんですが、

中国事情に詳しいジャーナリストの説明が一番腹に落ちたんですが、
これは完全なる政権争いで、習近平vs李克強であり
習近平さんは北京閥で、その反対派の上海閥は江沢民(こうたくみん)さん、李克強さんであり、
責任を上海閥にして潰す為にロックダウンをしてると。

中国経済なんかよりも自身の再選の方が重要で、上海閥への制裁は党大会まで今後もやり続けるでしょうから、やっぱり恐ろしい国です。

もっとも権力争いに負ければ、家族ともども粛清されますから、正に死に物狂いでしょうね。



エニーカラーの結果

上場前にIPO銘柄のANYCOLORについてTwitter で何度かツブやいて、


5000円以内で買いを入れた後に、

ANYCOLORの記事 6月11日

については、なぜ売出価格1500円程度銘柄が事前に7000円以上に高騰すると予想したか解説しました。

そこからさらに高騰して9000円を超えたのでエグジット

ANYCOLOR2

その後に高騰してるANYCOLORの事を記事にしてるのを、ちょくちょく雑誌、ネット記事で見かけるようになりました。

株式投資って事前に自分なりに調べて高騰しそうであれば予想して買っていくものなんで、高騰した後の結果の記事を見ても個人的には全く意味ないと思うんだが・・・

最後にイナゴが集まるんで、エグジットの合図にはなるでしょうけどね。

6月24日終値でも、7000円代は保ってますが、徐々に出来高が落ちてきてますので、私はもうスイングでは買うべきでは無いって考えですが、デイトレでやるには良いでしょうね。

ANYCOLOR


IPO必勝法は記事にもしましたが、有望なIPO銘柄は上場する前にいかに調べて、どこでエントリーするかで大部分の勝負は決まるんでね。


前振りが長くなり過ぎましたが・・・ダブルスコープの事に触れようと思います。

蓄電池のプライベートモード


蓄電池銘柄
http://loanimai-bigbust.net/admin/20220424-invester-62.html


のプライベートモードにダブルスコープをローンイマイは保持してる事を記載したので、その一部プライベートモードを公開します。

以下、当時の記事のプライベートモード


金利上昇、インフレに強い銘柄
一例はプライベートモードに入れます。
商品価格指数(CRB指数)との相関係数が大きいほど、インフレには強いとされてます。

・IHI
・日揮ホールディングス
・丸紅
・INPEX

なんかが相関係数が強いです。
どれも紹介した銘柄です。
ただし、エントリーするタイミングは考えないとダメですけどね。

IHI

日揮2

INPEX

IHI、日揮、INPEXは以前も記事で紹介してます。

商社では、丸紅が私は個人的に一番良いと思ってて、

ロシア、ウクライナ情勢でも他の商社株と比較しても一番ロシア依存は低くて、
サハリン1には権益は持ってますが、ロシアでの権益は全体の1%程度です。

あと世界的に穀物価格が上昇してますが、丸紅は「穀物」に強い事で有名です。
実際、4月22(金)のこれだけ地合いが悪い中でも、商社株で丸紅だけプラスです。

こういう地合いが悪い時にでも大きく下落せずにほぼ横ばいなのは強いです。


丸紅-商社

丸紅


<蓄電池の躍進>
田中化学研究所
ジーエスユアサ
ダブルスコープ
日本電解

が蓄電池での監視銘柄です。
私がホールドしてるのは、「ダブルスコープ」です。

ダブルスコープ

ダブルスコープ


↑ プライベートモード終了



Wスコープ

と・・・ダブルスコープをプライベートモードにホールドしてる事は書いたんですが、なぜポジっているか理由を書いて無かったので、今回記載します。



ダブル・スコープを買増したのは、6月24日は、ストップ高の一日天井に張り付きで買い増しは出来ないだろと思ったのが、寄付きが1900円以下で安かったので買増しました。

2000円以上に最初から寄り付くと想定してたんでね。

分足チャート
WSCORP-分足

一方でレノバは、上昇すると思ったもののの、同様に寄付きが安く一応買ったんですが、
天井に張り付きはせずにせいぜい10%上昇くらいかなと想像したのが予想以上に上昇しましたね。

レノバ日足
レノバ1

レノバ分足
レノバ2


なぜ、ダブル・スコープが天井に張り付きのストップ高になると思ったかは後述を読むと分かります。



Wスコープ 基本情報

まず、リチウムイオン二次電池用「セパレータ」の専業メーカーです。
EV自動車など幅広く使用されています。

以下の図のようにリチウムイオン電池はセパレーターなどから作られます。
WSCORP-リチウムイオン電池


リチウムイオン二次電池用セパレーターは、正極材と負極材間のリチウムイオンの行き来を可能にしながらも分離することで、ショートによる過熱・発火することを防ぎます。
WSCORP-セパレーター

正極・負極間のリチウムイオンの効率的な稼働
電池が異常発熱し高温状態になった場合、ポリオレフィンが溶融して孔を塞ぐ安全機能で電池の安全性を担います。
WSCORP-セパレーター2


6月24日時点で、PER77倍と超割高です。
私がエントリーした時でもPER39倍とかでしたので割高でした。

WSCORP-PER


業績は5月12日の決算で前年同期比から黒転はしてます。

WSCORP-業績3ヵ月


通期で見ると
WSCORP-業績

株探より


5月12日の決算説明会の資料を引用すると、
WSCORP-通期業績


前年比と比べると売上、利益も伸びてるよと。

韓国(連結子会社)
WSK(W-SCOPE KOREA CO. LTD.)
WCP(W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO. LTD.)
ともにフル稼働してるよと。

販売先はほとんど韓国だねと。
WSCORP-販売高


業績の見込みも悪くないと。
WSCORP-業績見込み


WSCORPカタリスト

正直、業績見通しは良いとしても、PER77倍のバリエーションを考えたら、今年のバリュー優位の地合いで買いたいと思う人は少ないでしょうね。

当時(2月上旬)株価は700~900円代で推移してて、

2~3月ごろ
WSCORP-01


2月17日に韓国連結子会社(WCP: W-SCOPE CHUNGJU PLANT)の株式上場(韓国取引所 KRX)の予備申請をしたのが、最初のカタリスト(※)になります。
この時点で上場承認されれば6月頃に上場である事を発表しておりました。

(※)相場を動かす材料

その後、大量保有の大株主(マスト・アセット・マネジメント・インク)が保有を減らす事により株価は低迷し600円代に低迷します。

そこから上下に揺れながらも底値をちょっとずつ切り上げる良い展開で、6月頃に上場されるであろう下支えは確実にあったはずです。

WSCORP-02


なので、個人的には、この上場承認がされないってリスクは低いと読んで、6月の正式承認には必ず動意付くはずとの考えで1000円の株価当時でもPERはやや高いけども、あえて当時買った訳です。

【子会社上場のインパクト】
子会社が上場承認されれば、上場時の時価総額が4~5兆ウォンですから、ざっくり4000~5200億円規模になり、
(当時の時価総額は発表されてないですが、4兆ウォン以上が当時からのコンセンサスでした。)

その約半分(49.x%)の株式を持ってる訳なので、モロに連結利益に影響します。。(1円0.09ウォン~0.105ウォン)

4月時点でのダブルスコープは、1000円ちょっとの株価で、当時時価総額は540億円程度ですから、自社の時価総額の数倍の子会社が傘下に入るのは、そりゃ間違いなく株価インパクトは大きいです。



買う理由と売買タイミング


【買う理由】
1.EVの時流にのっていた
2.6月子会社上場の下支えあり
(=せいぜい2~3ヵ月以内で結果がでるので、資金が塩漬けにはならない)
3.ドル円、ウォン安の想定為替からも上振れ期待が大きい(想定為替レートは113円)
4.5月の決算は悪く無い事は想像がついた
5.前述の通り子会社が上場承認されれば一気に動意づく

【売買タイミング】(4月時点)
1.買いタイミングは、4月での直近高値4月4日の905円を超えたら(ここでは全力買いはしない)
2.損切りは、直近底値の4月12日に742円を下回わる730円は絶対ライン。
  その後は、600円代になったら大底タイミングを狙う
3.買い増しタイミングは、750円以下にならずダブル底を付けたら 1.の900円と同株以上を買う。
4.エグジットは上場承認後にタイミングを見ながら

ってのが、4月時点での基本戦略でした。

そこから売買タイミングの戦略は、5月12日の決算から大きく変わります。

株価に対する責任

前述しましたが、5月12日の決算では、1-3月期(1Q)経常は赤字から黒字浮上
前期比と比べて大幅な増収増益。
進捗率は微妙なのは韓国での製造子会社2社で、韓国でガス代が期中で前年同期比で70%も上昇した燃料高騰の影響が大きかったです。

5月12日の決算で「大人の事情」が交錯します。

詳細な資料はWスコープのIRページで見て欲しいんですが、
https://w-scope.co.jp/ir/news.html

決算と同時に2つの発表がありました。

①SBI証券が300万株を上限に取得することを発表


WSCORP-自社株かい


5月12日の自社株価予約取引契約の締結に関するお知らせ を読むと、
「但し、1 株当たり1,000 円を上限とする」との条件が入っております。

なので、5月13日以降は「終値」が1000円を切れば買ってくると読める訳です。

自社株価予約取引の概要を読むと以下のような記載があります。
WSCORP-自社株買い2

「先渡価格:2023年5月16日を満期日」とする満期日が1年後にする1文が入っており、
SBI証券からすると、完全な先物オプションの買い(コール)取引をしてるようなものです。

要は、SBI証券は今後ダブルスコープは上昇するって自信があるんでしょう。

SBI証券は、ダブルスコープの株価が上がるほど営業外収益が増えます。
一方で、先渡価格(来年5月16日の株価)がボロボロだと営業外費用を経常します。

あと、次の②とからむのですが、「潜在株式の顕在化の希薄化の抑制」が目的と記載されてます。
当時5月末まででしたが、 後に6月30日までの買い付け可能期間と期間が延長されています。

WスコープはSBI証券に証拠金を支払う事で自社株買いをしてもらいます。


②募集新株予約権の発行

これが非常に面白くて、5月12日に同時に発表された資料では、

WSCORP-新株予約


新株が発行されると株式の希薄化によって株価は下落するのが普通なんですが、資料で発表されてるのは、この新株予約権は既存株主の利益に貢献すると明確に記載してます。

どういう事かというと、株価が一定の水準を下回った場合に、ダブルスコープの社長が有償で新株予約権を発行して取得すると。

何が言いたいかというと、株主と同様に株価が下落するリスクを社長に義務付けするって事を言っております。

さらに読んでいくと、

③-1
この新株予約権の総数は3万株

③-2
新株予約権と引き換えに払い込むの金銭は、「2400円」
発行価格は、第三者機関が算出した価値です。

という事で、
3万x2400円=7200万円
を最大自腹で、社長が払うよと。

逆にいうと、2400円を上回れば社長は得をするし、
株価が下落したら、2400円との差額分を社長は損をすると。

③-3
行使期間は2022年6月1日~2023年5月31日の10年間

③-4
行使の条件は1日の終値で行使価格の50%を下回ったら全を満期日までに行使しなければならないと。
すなわち、1200円を終値で下回る日があれば、満期日までに必ず行使されるって事です。


要は、ダブルスコープの社長は、株価に対しても相当な「自信」と「覚悟」を持っているって事です。

思い出したのが、
実業家で昭和のエンジニアでもあった土光敏夫(どこうとしお)さんは、は石川島播磨重工業(現IHI)の社長に就任したときに、自社株を大量に買って自己資産と会社の命運をともにしようとしました。

これが時の大物の労組委員長が知る所になり、「今度の社長は本気だぜ」と伝わって労使協調の契機になったという逸話があり、現IHIの活性化は土光さんの株式買いから始まりました。

ダブルスコープの社長の場合その自信の後押しは、子会社の株式上場だったので、それが今回上場が承認されたました。

そして、子会社が上場された事により、ダブルスコープは6月24日終値(1994円)で時価総額が約1090億円

PER77倍とメチャ割高にも関わらず買われているのは、子会社が連結されると、その数倍の時価総額がオンされる。

さらに子会社の株価が伸びると・・・時価総額は・・・と

これがダブルスコープの上昇に寄与した数字的な根拠ですかね。


ここまで説明してやっと

なぜ
・ダブルスコープを4月の時点で買ったか、
・6月24日(金)時点で買い増しをしたか

が理解頂けたかとかってに思ってます。


あとくれぐれも勝手に買って損こいても知りませんので、投資は自己責任で行ってください。



では、では残りの日曜日を有意義にお過ごしください。



ちゃんちゃん。