どうもローンイマイです。

今日2月23日(水祝)は、天皇誕生日の日です。

どうも私の中では、子供の頃の感覚で4月29日が天皇誕生日って感覚が未だに抜けないんですよね。


久々に普通のニュース経済記事でも手短に書いてみます。


この記事は、2月23日 AM10:30頃に書いて、10~20分後にUPした記事です。


日経新聞電子版をざーっと目を通してたんですが、

ウクライナ情勢・・深刻な状況になってますね。

ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部の2つの州の独立を一方的に承認しちゃいました。

ウクライナ情勢01





これは軍事侵攻するって考えるのでほぼ確定に近いでしょ。

ただ、進軍するって事ですが親ロシアの州で抵抗してる訳でも無いので軍事進攻と見極めるのは外からは難しいかも知れません。

記事にも書いたんですが、ロシアは何も得ずに撤退はありえませんってのと、
この 2/21 の週が一番の要警戒週ですよと。

しかし・・2月21日、22日とメチャクチャ株価下がりましたね。。
ポジョシンは下げてましたが、それでも数千万はポジョシン持ってたので、ヘッジをかけても百万単位では評価額を減らしました。。まあリスクを分かっててやったんだから仕方ないですよね。

とにかく、色々と問題が出てきてます。

ウクライナ情勢08

ウクライナ情勢04

ウクライナ情勢05

ウクライナ情勢07


あと、要注意の理由をあまり詳細に記載して無かった気がするんですが、

2月20(日)が大きな転換点で、
1つ目は、20日で北京オリンピックが閉会式をむかえる。

中国の五輪には、人権問題で欧米諸国は外交的ボイコットをする中で、
ロシアのプーチンさんは出席して習近平さんと会うくらいだから、中国の顔を立てる形にして味方に付けてますしね。

2つ目は、20日までロシアとベラルーシの共同演習をやってて、それが終わった後にどうなるかと。

それが21(月)になって、結局ロシア軍は撤退せずにそのまま駐留しました。

元々ドイツ、フランスなんかが考えていた落とし所は、2015年のミンスク2の合意ってのがあって、

それはウクライナ東部の2つの州(ドネツク州、ルガンスク州)が現状を維持するというので。
これを完全履行すれば、ウクライナ側は少し嫌だけでも、これで一旦は収まると。

ウクライナ情勢

ウクライナ情勢02



ミンスク2は、ドイツ、フランスが仲介してウクライナ東部のドネツク州、ルガンスク州の自治権を認めましょうと、ただし現状を維持しましょうと。

この2つの州の中の親ロシア派と言われる武装勢力が攻撃したり、それにウクライナ軍も応酬したりと、今までずーっと戦闘常態にあった訳ですが、

でも独立を承認しちゃうと、現状維持のミンスク2の合意は破棄ですから、この落とし所はロシアは潰しちゃいました。

これってもしかしたらロシア国内向けのアピールかも知れなくて、
というのも、ロシア議会が独立を認めろと!親ロシア勢力が可哀想じゃないか!って事を言ってて、それに乗っかった形ですからね。

なんで、ロシア国内でなんでウクライナを攻めるの?っていう人達に対する理由付けにもなってますしね。

これってロシアが2008年にジョージアにやった事とそっくりのパターンで
この時は、ジョージアの一部の南オセチアを自治国みたいにしちゃって、それをロシアだけが承認してて、他国は一切承認してないと。
それでジョージアの領土の一部を取っちゃいました。

ウクライナ情勢03-南オセチア


クリミア併合の時は、住民が要求してたからだというロジックでこれも今回と同じパターンですね。

ジョージアは2008年の北京五輪の開会式の時で、クリミア半島を取ったのは2014年のソチ五輪の直後でしたから、オリンピックのたんびに領土をかすめ取っちゃってます。

今年が始まる時点で、世界情勢や、地政学リスクでいうと
米中の対立の構図であって、ロシアの事なんて、私もですがほとんどの人は頭にありませんでした。

ところが、派手な演習をやった時点から、この力関係を変えてしまいました。
プーチンがいる限りロシアを無視する事はできなくなって、大きな世界の枠組みで考えてもロシアの戦略的な勝利でしょうね。
それで満足などしなくて、プーチンさんは目に見える領土や応酬からの条件を引き出して勝利を手にしたい感じですね。


ウクライナ全土なんて取ってもお金ばっかりかかるし、
反ロの多い地域のウクライナまで取ろうなんて現実的じゃないし、
今回盗った2州にしても、貧しい地域だし、経済的な効果なんて無いだろうけども、

ウクライナ自体が一人当たりのGDPが3000ドルくらいの経済水準で、ヨーロッパの中でもちょっと信じられないくらい低いし。もっとも、ロシアも1万ドルくらいしかないですが。

プーチンさんの立場で自分に置き換えて考えて何が狙いだろって、
ウクライナの中で一部分裂してる地域があればNATOには入れないだろ!これで動けなくしておく事でNATOとロシアの間の緩衝地帯を確保しておけて、
かつロシア国内の支持も得る事で自分の政権基盤を強くしておく・・って自分ならば考える気がしますね。

アメリカ バイデンさんは、内憂外患で、
国内支持率はドンドン下がっていって、プーチンには弱腰だなとナメられちゃってますしね。

ウクライナ情勢06

バイデンさんは、3月1日が一般教書演説があるんで内政に集中したいところなんですが、

ロシアの問題でどうすんだっ・・言われるでしょうし、ほんとは、ロシア問題なんかに手を出したくないでしょうね。

SWIFT(スイフト) (国際的な決済手段)からロシアを追放するって選択肢を匂わせてて、
ニュークリアオプション、要は核兵器に近いくらいの手ってのですが、

ただ、これってアメリカだけの意向じゃできなくて、他国の同意も必要だし、
ドル決済ってニューヨーク連銀を通さないとならなくて、ドルを使った取引から切り離されてしまう。

これをやり過ぎるとドルが使われなくなるので、一方的にアメリカが得するとも言えなくて、
中国がデジタル人民元を使った国際銀行間決済システム(CIPS)を助長する事にもなっちゃうしね。


さて、手短でしたが何となく記事書いてみました。


では、お休みの方は良い一日をお過ごしください。


私はゆっくり過ごします。


では、では。



ちゃんちゃん。