どうもローンイマイです。


12月14日は、赤穂浪士の討ち入りが決行された日でした。

IPO記事を書いたら思わず、あの上下のハラハラを味わいたくなって、思わず討ち入りを決行してしまいました。

エントリーしたのはレクサスSUV RX450hの新車を買えるくらいの額ですが、(IPO案件にこれ以上の額を入れるのは私のポートフォリオだとキツいのでね。)

セカンダリーは激しく動くのでガクンと落ちると簡単に中古車分くらいはすっ飛びます。

IPOセカンダリー投資記事を書いたところなので、実録版で なぜ買ったか?どういうシナリオで勝負するか? などを参考になるか分かりませんが記載します。


以下は単なる私の日記ですんで、読みたい方だけ読んで下さい。

この記事は12月14日(日)の夜23:30~ に書いてUPした記事ですので、その前提で読んで下さい。

(記事時間は、NEWマークが付くように、適度に最新時間にしてます)



まずは、14日の出来事から


自社株買い規制?


お昼に衆議院の予算委員会での岸田首相の発言で、日経株価がガクンと下落する事がありました。



立憲民主党の落合貴之氏への答弁に対して、落合氏は、企業が稼いだ利益を設備投資などに使わず、自社株買いを通じた株価の押し上げに回すことを問題視。

岸田文雄首相は14日の衆院予算委員会で、企業の自社株買いを制限する必要性について問われ、

「画一的に規制することは少し慎重に考えなければならない」
「ガイドラインなどは考えられないだろうかと思う」

と述べ、何らかの指針を設ける可能性に言及した。
首相は「持続可能な『新しい資本主義』を実現していくことから考えたときに、大変重要なポイントだ」と応じた。



ここから自社株買いに制限をかけようとしてるのでは???
となって、一時ガクンと株価が下落しました。

「自社株買い」詳細
http://loanimai-bigbust.net/admin/2021114-toushi-15.html


「自社株買い」なんて、世界中どこの株式マーケットでも、株主還元と自社の株価維持の為に 当たり前の施策なんで、

海外なんてむしろ、配当、株式優待なんてしないで、その分を全部 自社株買いして株価を上げるの!
これに規制かけるって、アホみたいな話なんですが、

岸田さんも、こんな答弁への回答なんて、全否定すりゃ済む話なのに、
「画一的」だとか「ガイドライン」だとか中途半端な事を言うから、
「じゃあ、一部は自社株買いを規制するのね?」と思われて
マーケットが混乱するんだっちゅうの!


以下、記事参考までに。


bloomberg1


bloomberg2






資源価格


ロシアが、ウクライナの国境に軍を集結させて緊張が走ってますが、
ノルドストリーム2(※)の許可手続きをドイツが中断してますが、このまま中断が継続するってんで、天然ガス価格が10%も急騰と。

※ロシア・ドイツ間をつないだ天然ガスのパイプライン

それで株価が上がるのは、原油を扱う会社
・・・で、INPEX(旧 国際石油開発帝石)の夜間取引の株価は上がると・・

INPEX


INPEXは、WTI先物原油の動向見ながら、私も今年は何度も取引しました。
ホント・・・なんだかなぁ。。



実践セカンダリー投資






数回に分けて買い増しました。


S__2023535



1日の値動き

フレクト1日



◆買った理由:
ここから(約6400円)50%上がる確率(約9600円)と、50%下がる確率(約3200円)で期待値を算出すると、初値5810円である事、上場条件考えても、50%上がる期待値の方が大きいと思ったからです。

最悪負けても、年末である事もあり、「損出し」(※)だと思えばいいや!と気持ちを切り替える。

⇒ (※)損出しについて 12月の傾向
http://loanimai-bigbust.net/admin/20211203-invester-16.html

あと、15日はテレワークなので、自宅PCで対応できる事を見越して買ったのもあります。


◆株価推移:
12月10日 東証マザーズに上場
公開価格2550円
初値  5810円

13日(2日目):
S高のまま7810円 夜間取引で8600円(+790)

14日(3日目):
始値 7,660 (09:00)
高値 9,310 S (09:20)
安値 6,310 S (14:28)
終値 6,930  (15:00)

となっております。


3日間のチャート
フレクト3日

目標株価は、25%増の7900円で短期で大幅に利幅を取りに行きたいです。

14日は東証含めた全体の売買代金の第9位になってて、非常に注目度が高いです。
短期資金がいかにIPO銘柄に向かってるか分かります。


◆上場条件
・資金吸収額(資金調達):
15億(低くて良い!)

・オファリング・レシオ:
24%(まあ良い)
=公開株(公募株+売出株)÷発行済株式総数

・公開株数=58万7000株

参考:
2020年実績ベース
<吸収金額で見た騰落率>
吸収金額 初値>公募価格 騰落率 初値平均損益
 1~5億  100%  413% 56万
 5~10億  80%  192% 31万
10~15億  90%  106% 24万
15~20億  57%   63%  9万
20~30億  86%   48%  7万
30~50億  60%   25%  4万
50~ 百億 100%   52% 12万
百億~    100%   57% 14万

<オファンリングレシオで見た騰落率>
OA     騰落率 初値平均損益
10%未満  205%  31万
10~20% 217%  38万
20~30%  74%  13万
30~40%  49%   9万
40~50%  39%  10万
50%~   0.6% 0.1万




投資前の基本情報

IPOセカンダリー投資前に必要な情報のまとめ

◆売上高・利益
・粗利率は40%超と非常に高い

売上は良いが、利益がまだ出て無い。その理由は、

・経常損益が赤字なのは、キャリオット(自動車のクラウド)の新規投資がかさんで年1.5~2億ぐらいの業績赤字。これを除けば2019年3月期から黒字状態なので、悪い赤字では無い。

・損益分岐点は6~7億で、売上を2.5~3倍にしないと黒字にはならない。

・黒字は広告費を削れば達成可能だが、成長優先なので3年後の黒字化がメド。
(上記:創業者CEOインタビューより)

赤字理由は、先行投資の為に悪い赤字では無いので、今後売上さえ出れば十分に伸びる可能性あり。

・決算短信から売上と売上予想 

経常損益が赤字の理由は上記の通り。


決算短信1


決算短信3




売上高・利益率 (事業計画資料より)

売上高



利益率




先行投資しているキャリオットを除けば、営業利益は出てるぞ!って事。

営業利益-Cariot調整後



P/L

損益計算書



業績予想の前提


02_業績予想前提




◆財務状況:

01_フレクト-キャッシュフロー推移
単位:百万円


詳細は目論見書を読んで欲しいんですが、フリーキャッシュフロー、営業キャッシュフローが赤で正直現状では良くは無いのですが、まあ現状では仕方ないですね。

決算書からは、営業外収益、特別損失は無いそうです。



◆事業内容:
人気のSaaS(※)

※Software as a Service
アプリやソフトをクラウド上で動作させるサービス

(目論見書よりピックアップ)
サービス概要1


サービス概要2


クラウドサービスが9割の売上で、
Cariot というサービスが1割売上で、Cariot をどうも今後伸ばしていきたので、先行投資している。

Cariotとは、車載向けのモビリティーのDXのようです。


Cariot


Cariot2



03_Cariotサービス




◆株主構成/比率/ロックアップ(RA)
株主名 比率 RA
合同会社クロ 62.85% 180日間
salesforce.com. 11.61% 90日間1.5倍
Draper Nexus Technology Partners  2号投資事業有限責任組合 8.12% 90日間1.5倍
大橋 正興 6.45% 180日間
山本 啓二 1.02% 180日間
大槻 真嗣 1.02% 180日間
品川 晃一郎 0.68% 180日間
塚腰 和男 0.68% 180日間
王丸 幸一 0.68% 180日間
竹田 正和 0.68% 180日間

ロックアップ解除株価(1.5倍)3,825円
になるので、とうに超えてますね。

主要株主の異動で、 salceforce.com は、 12月10日に届けでで7%に現状異動してるので、正確には上記の株主比率では無いです。

社長さん若いので、こういう若い経営陣が私は個人的に好感です。
代表取締役CEO 黒川 幸治さん(1979年生)が 1,850,000株
経歴は、学生起業家でIT企業経営20年 前身IT会社の起業を経て、2005年に株式会社フレクトを設立。代表取締役CEOとしてクラウド事業へ参入とその事業基盤を構築、現在に至るまで当社経営の舵取りを行う。


◆事業計画、成長可能性
(目論見書よりピックアップ)

過去のサービス変遷
セールスフォースと組んで、伸びてきたようです。

サービス変遷1


サービス変遷1


受賞歴
受賞歴



月額の契約顧客数。今後の売上はここの推移に注目になります。


契約顧客数



顧客あたりの月次平均売上高



・リスクについて
リスク対応-1



リスク対応-2


セールスフォースへの依存度が大きいので、セールスフォースが株をバンバン売ったりすると、当然株価が下落して、その後に発表となるでしょうから、そこを敏感に捉えないとダメでしょうね。


重要なんだが、成長可能性の市場全体は省きます。
投資したい人は各自チェックしてね。



◆社長インタビュー 証券会社のツールより

フレクト-ニュース-上-1

フレクト-ニュース-上-2

フレクト-ニュース-上-3

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フレクト-ニュース-下-3

フレクト-ニュース-下-4






あとは、企業のHPで情報取る必要がありますが、そこは投資したい方は各自でみましょう。

何分IPOしたてなので、把握できる情報は限られてますが、

上記は10~15分程度で把握可能な情報です。

ここまでが大事なお金を投資する上で把握しておきたい情報です。






出口戦略シナリオ


短期売買では、エントリー時点で、EXITまでの出口戦略のシナリオを考えるのが基本です。
(すみません。これも私が勝手に普通だと思ってるだけかも知れません。)




◆前提条件:
夜間取引では、7150円(+220)(~14日24時)なので、そこまで悲観的だとは思わないが、

地合い(相場状況)は、FOMC前でアメリカが全面安だと思うので、日本も同じ展開が考えられて決して良くは無いです。



◆保有者想定:
14日に、8000~9300円、以上で買った人は、7000円以下に下がった時に14日で投げ売りしてると思うので、買い越した人はまだ資金的余裕がある人で15日にいきなり投げ売る人だとは思ってないが、最悪の事態は想定が必要でBADシナリオで考える。


◆チャート分析:
上場3日目なので、全くチャート分析は役に立ちません。
需給のみで決まってくるので、板情報、歩み値、全体の地合いなどを見て判断していくしかありません。



◆BADシナリオ
S安から始まったら、焦らずに 動き出したら、

・6000円以上ならば損切りして引けで決済

・6000円以下ならば 1日持ち越しのパターンはあり。

・S安のままならば、明日朝一で売りの設定して、翌日の寄付きでのパターンは別途考える。



◆GOODシナリオ
・損切りラインは、朝一の動きでサクっと決めますが、6500円以上になれば、逆指値で株価-300円くらいの位置から徐々に上にあげていって、損切りラインが7200円以上になればもう大御の字です。

・天井に張り付いたら最高って感じ。IPOラッシュを考えたら資金が分散するので決して欲張らない事が基本。相場格言「頭と尻尾はくれてやれ」通りに動く事。

・その後激上がりしようが、買ってた人オメデトウ!と素直に褒めてあげる。

・前場引けか、後場に引っ張るかは、状況次第だが、出来れば前場引けまでにイグジットしたい。

・あとは単純に値動きを見て決める予定ですが、少しでもヤバいと思えばサクっと利確します。

個人的都合だと、テレワークで(フル板が見れる)PCで対応可能な12月15(水)中にイグジットしたい。



◆IPOラッシュ対応想定
ただし、12月15日今日からは、IPOラッシュの初日で1社(ネットプロテクションズHD)にどの程度資金流出するかも鍵ですが、ネットプロは一部上場銘柄なんで、マザーズ銘柄と必ずしも被るとは思えないが、一応こちらの売買代金はチェックしておく。

IPOスケジュールだと、
16(木)は2社
17(金)は無し
20(月)以降からは毎日3社以上のIPOラッシュとなるので、今週の17(金)までにはイグジットは死守。




株価は下記で見れるので、6000円以下になって大損こいてたら慰めて下さい。





朝一、S高から一気に上がって損切りラインを上げて無事に7400円でEXITできました^^
その後、激下がりしてるようですが。。(まあ利確したので関係ないですが)







是非、感想・ご意見おきかせ下さい。

参考になった等があれば、どこが参考になったかなど感想を知りたいです。

知ってる事しか書いてないんで、全く参考にならん!って感想でも全然OKです。


では、では。



ちゃんちゃん。