どうもローンイマイです。



私は 月~金 勤務なので、やっと今週も終わりました。

uddy53




そして7月も終わりですね。



あっという間です。




なぜかリクエストが多い 経済・時事問題を今日もダラダラと話していきます。



多少の数字の間違いや、記憶違い、誤字脱字は見逃してね。





何を話すかも決めて無いので、




最近読んだ面白い本でも紹介するか、最近のニュースか経済問題を話すか、オリンピックのウンチクでも話すか



タイピングしながら考えるので、どこに話が取っ散らかるか分かりません。



いつものように20分程度でタイピングした後に、


適当に段落ごとの見出し付けて体裁整えて、


絵入れたり、最後に適当にタイトルつけて30分以内に完成する記事にします。








新規上場と今年の経済


新聞にも出てましたが東京証券取引所の報告で、今年の上半期で59社が新規上場するそうです。

うち4割はIT系です。


これはリーマンショック前の2007年以来の高水準です。


このペースだと年間100社超えるかも知れません。


コロナ対策の為の金融政策と財政政策の効果が追い風になってるのは言うまでも無いですね。




色々な数字見てたんですが、4-6月期の決算が出てきてますが、どこも調子良いし、



「お!っ」とびっくりしたのが、2020年度の法人税収が60.4兆円と 60兆円 超えでめちゃ調子良いし、



先週の貿易統計を見てたら、6月の輸出も7兆円超えてて、月で7兆円超えるって滅多に無いです。



輸出が調子がよいって事は、世界経済が好調でコンテナ不足になるくらいですから、いかに「製造業」が良いかって事で、



法人税収の増加も製造業によるものですね。



問題は外食、観光、エンタメなどの対面のサービスで、こちらは言うまでも無くボロボロです。


これで法人税収が良いって事は、うがってみれば対面サービスってロクに税収に貢献して無いとも言えますね。



典型的なK字回復ってやつで、良い業種と悪い業種が二極化してます。









IPOと投資対象


IPO(新規上場の株式取得)で儲けたいって方は、今年後半も増えるであろう 新規上場する企業をよーく調べてみて下さい。



投資家のウォーレン・バフェットが、


投資先の企業については、


その企業について本1冊書けるくらい ならないとダメだ。と言ってますが、


あくまでも私個人での解釈だと、

1.マクロで見て、その企業の国の政策がどうか?
 (その業種に国が投資してるか? 投資の格言で「国策に売りなし」っていいますしね。)


2.その企業の業界がどういう状況か?
 (将来性があるか?)


3.かつ、その企業がどういう状況か?
 (財務状況、特定の強味など)


って事を分析する事が、その企業が伸びるかどうかの鍵になるって事なんじゃないかと個人的には考えてます。




少し話ずれますが、アメリカの話ですが、株式取引アプリを運営する「ロビンフッド」が7月29日に新規上場したんですが、

⇒ 仕手相場で大儲け大損のカラクリ(記事参照)
仕手相場




で、「ロビンフッド」はヘッジファンドとグルだったと記事にしましたが、


俺だったら、こんな不誠実な企業に投資なんかしねーよと 考えますが、


で、案の定 私と同じ考えの人が多いんでしょうが、上場初日から急落しましたね。


まあ、世間は良く見てます。








投資対象の産業


上記1、2を踏まえて、今後10年で伸びるであろう分野の1つに


「ロボット産業」があると個人的に考えてます。

ロボット2




※外れても一切責任は持ちませんので、投資は自己責任でお願いします。




その業界でのスタートアップの企業や、既存の上場企業含めて個別の企業を調べるのが個人的には結構好きなんですが、



日本であれば高齢化を踏まえた 介護ロボットなんて まさにでしょうし、



農業分野の管理だってITによるオートメーション化にプラスして、遠隔地から収穫~出荷にロボットを使うのだってできるだろうし、



人手不足、人力を要する業種ほど需要が高いだろうと目算してます。



アメリカなんて、ロボット産業は先進国ですので、面白そうな企業が多数あります。




どういう企業がロボット事業に参入してて、


どういう課題があって、(個別の企業名は挙げませんが、)その課題に取り組んでる企業はどこかって視点で調べると面白いですよ。



ちなみに、「自動車のEV化」に当たって本や特集の雑誌を何冊か読んだり、メーカの知り合いに聞いた限りでは



今度20年で大革新が起きる産業なのは間違いないでしょうし、国策でやってる国も多いんですが、



成熟した産業でもあるし、既に注目されてるので投資対象としては個人的にはイマイチ魅力を感じないですよね。。



どちらかというと、空飛ぶ自動車(エアカー)が海外じゃテストされてますが海外だと面白そうです。




写真は、スロバキアのスタートアップ企業のクライン・ビジョンのエアカーです。
空飛ぶ自動車


でもこれ、自動車産業ってよりも元々ノウハウがある航空産業の方が強そうですけどね。



日本じゃ国交省がウルさいんで、


自動運転も自動ブレーキも当初は全て日本が海外をリードしてたのに


国内でテストが出来なかったせいで外国企業に完全に遅れをとったので、どうせ今回も一緒でしょうね。







スターリンク計画



「宇宙産業」になると将来性は間違い無いんでしょうが、今後10年程度でどうこうなる分野でも無いのかなぁ~とは個人的には思いますが、


それでも「スペースX社」はやっぱり面白いなぁ~と



5G通信をひっくり返すんじゃないかと言われてて、



スペースX社の次世代型衛星ネットワークの「Starlink(スターリンク)計画」とかは注目してチェックしてたんですが、



約4万2000基を低軌道(540-570km 通常の衛星よりも60倍地上に近い)で小型通信衛星を打ち上げて、インターネットで地上と送受信させます。


携帯の基地局や光ファイバーケーブルで網羅できるのは地球全土の7%未満だそうで、そこで地球上を網羅した高速インターネット通信網を作ろうってので、



starlink2




多数の通信衛星間で大規模ネットワークで情報をやりとりするので、地上インフラの制約を受けないそうで、



これが完成すると空中(飛行機)から海(船舶、海上油田の安全)、森林・砂漠地帯(火災予防・野生監視)をカバーすると言われてます。






スターリンクの日本への影響



2018年に最初の衛星打ち上げから、もう1500基以上飛ばしてて、



今年の8月には北極と南極を除けば高速インターネットで世界中をカバーできると


CEOのイーロン・マスクはインタビューで話してて、



去年に北米とかで運用開始して、地上と遜色なく高速で遅延も小さいらしくて、



今でスターリンクは10ヵ国で運営され、これが完全に完成して全世界で利用可能になると、規模の経済で料金もドンドンが下がるので、



スターリンクの高速化がさらに進むと、下手すると日本でも既存の通信キャリアの基地局とかまで不要になる可能性まであって



日本にも多大な影響がある可能性まであります。




当面はインターネットが利用できないエリアからのニーズで、その後は恐らく地上の基地局と衛星の並存になるんじゃないか?って意見があり、



あと追加投資で日本円で5000億~1兆円くらい、最大だと3兆円が必要と言ってて、



詳細な発表までは無いので今後どうなるか注視する必要があるなぁーっ考えてます。




むろん問題点もあって、


小型通信衛星は太陽電池パネルで動いて、低軌道衛星だと90分で地球を周回するほど高速なそうなので空に横線が入って


天文台からの観測に邪魔なので衛星の金属部の素材を変えろ!などのクレームも出てて去年から光の反射を防ぐサンバイザー装備の機体に変えたり、


今だと地上だと大きめのアンテナを積まないとスターリンクを使えないとか、


低軌道なので気象の影響を受け易いとかの課題とその課題の対策とを繰り返してます。


しかし、米軍もスターリンクを使ってGPSに取って代わる新しい基盤に利用するのを検討してるそうなので、将来有望には違いないですよね。







衛星コスト



衛星のコストは、ロケット打ち上げコストがモロに影響するので(1回の打ち上げで60基くらい小型通信衛星を積むそうです。)、



ロケットのブースター部分が一番金がかかるってんで、ファルコン9を打ち上げてメインロケットを切り離した後に逆噴射させて着陸させて回収・再利用したりと


この動画を見た時は、素直にすげ~事やるなぁ~~と思いました。






ホント、やってる事がEVしかり、業界の破壊と創造するような事を平気でして面白いなぁーと。



あと、スペースX以外にも、アメリカやカナダのスタートアップ企業が衛星通信計画とかに参加してるので、こちらも注目しとこうかなぁと。



あとアメリカの連邦通信委員会が、スペースX に対して、1万基以上の小型通信衛星の運用を認可したらしいが、


宇宙の権益が決まってないからと言って、衛星の許可を他国に相談もしないで勝手にやるなよ・・とツッコミたくなります。








マースハビテーション計画



イーロンは今世紀中に火星居住を開始したいと明言してて、




火星と地球が最接近するのが2024年だそうで、そこで何かしたいみたいだし、2026年までには火星までの有人飛行を成功させるのを目標としてるみたいです。



居住計画すら元々は30年くらい前の日本で既に計画してたもので、



当時テレビの特集で見たんですが、ゼネコンの大林組は「マースハビテーション計画」とかって名前で、


ロケットで建造素材なんて持って行けないので、火星は10度ほど温めれば水が溶け出すそうで、


それも面倒なんで現地素材でドーム型の居住空間を作りだそうって計画をみて、スゲーなーと思いましたね。

kasei



いずれにせよ地球は数十億年後には太陽爆発に巻き込まれて消滅するんで、


やはり人間は遠い将来に太陽系以外への移住を目指すべきだと思うので、


その前段として火星居住計画ってのは現実的な選択肢なんでしょうね。




アメリカはこの20年でも2倍以上の経済成長をしてますが、


経済成長できてないと、目先の問題に追われて、遠い将来を見据えた投資が出来なくなるんですよね。


そして、遠い将来の為には何といっても若い人が一番重要です。






確実な投資


だもんで、菅政権で「こども庁」 を創設するって話には個人的に大賛成で、



子供、若い人に対する教育費を多くすればするほど、彼らの将来の収入に反映されて、将来の国の税収も大きくなる事はどの国の研究でも証明されてて、



教育投資は非常に乗数効果が高い事は以前から各国で言われてた事で、


だからこそ貧しい国ですら若い世代への教育には熱心になる訳です。




今年のアメリカ経済学のアカデミックジャーナルでも、アメリカでの過去の公共政策で150個くらいに対する評価が出てて



ここでも、最も費用対効果が高いのは、子供の教育と、健康に対する投資の政策であるとの数字が出てます。






しかし日本では少子高齢化が進んでる事もあり、


一年間に子供にかけられてる予算が5兆円。


一方で、ほとんど高齢者が消費している医療費に40兆円と・・・明らかにバランスを欠いてるだろ!




これは近視眼的な思考で、投票率の高い高齢者のご機嫌ばっかりを伺ってきた与野党の政治家の責任であり、


また、こういう問題を徹底して扱って政治にプレッシャーをかけてこなかった大手メディアの責任だろ!



権力の監視ってのは、何も腐敗だけじゃなくて、こういう国に取って重要な政策が十分になされて無い時にも使うべきであり、メディアの質が低いとこういう重要な問題が放置されてしまいます。



若者にお金を使わない国が滅びるなんてのは、常識中の常識です。



だからこそ、こども庁 で予算をぶんどってくるか、教育国債を出せるようにするとか、徹底して費用対効果の高い子供への投資をして欲しいと思う次第です。








再建



国の再建も、「企業」再建でも参考になる事はあると思いますが、


最後に最近読んだ中でおススメの本でも紹介します。




ビジネス書、経済、専門書、マンガ、アンダーグラウンドなど 面白そうだと思ったら基本なんでも読むんですが、



実録のノンフィクションが一番好きです。



ノンフィクションですと、特定の分野の書物を読んで面白い、あるいはもっとその分野を知りたいと思ったら、


同分野の本をもう1冊読むとより深く知って、さらにもう1冊読むと既に知ってる事が多くなってきて、


共通してる箇所と意見が分かれる箇所がどこか等が分かって、



さらに、その分野で実業務をしてる人と話すと、

「xxxの事xxxだと思うけど、実際どうなの?」

「おっ!知ってるねー。それはね・・・」

と、まさに今の話が知れて面白いし、


その分野の事を深く知れるようになるし、これが投資対象の分野だと実益にもなります。





ここ最近に読んだ本の中で、個人的に一番良かった新書


「ソニー再生 平井一夫」
sony




20数年前かつて世界を席巻してたソニーが、10年前のボロボロの決算状況から復帰させた


3年前にソニー社長を退任した、前社長の平井一夫さんの著書ですが、


「どうやって、あのソニーを再生させたのか?」


に対して、やってきた事が書かれてます。





ざっくり概要を紹介すると、


平井さんは、

CBS・ソニー(現:ソニーミュージックエンターテインメント)に入社して、好きな音楽を仕事にしてたのが、


CBS・ソニーの上司が Playstation に関わった関係で、ミュージックの仕事に戻してもらう約束で、出向で当初まったく興味の無かった ゲーム事業 に関わっていきます。



ソニーのゲーム事業は、半導体の技術者出身で Playstation の生みの親の久夛良木(くたらぎ)さん中心に始めた新規事業で、

元々ソニーはゲーム事業にて1991年に任天堂と提携する事が内々で決まってたのが、

提携発表の数日前に任天堂から提携パートーナーをオランダのフィリップスに変更すると通知されて、完全に梯子を外されます。



だったら、「ソニーが単独でゲーム事業に参入しよう!」と久夛良木さんは提案しましたが、ほとんどの役員はゲーム機参入に反対だったそうで、



そこで久夛良木さんは、他の役員を無視して「任天堂にあんな事されて黙ってるんですか?」と当時の社長だけを口説き落として、ゲーム業界への参入が始まりました。



この Playstation をアメリカで売り込みに、平井さんは専念していきます。



Playstation3 では、高価に凝り過ぎて作ったせいで、ゲーム機が高すぎて値下げして売ったが、売るほど赤字になって、大赤字になります。



結局、平井さんは音楽業務には戻らず この Playstation3 の立て直しに奮闘します。



ソニーのメインストリームのエレクトロニクス事業とは完全に無関係に歩んできたのが、



当時業績がボロボロだったソニーの社長に指名されて、その再建に取り組んで再生させていきます。



再建方法は Playstation の時と共通していて、とにかく下の人達と常に会話して問題点をすくい上げる、自分と違う異見の人を尊重する事をやってます。



本書では、IQ(頭脳指数)では無く、EQ(心の知能指数)の高さがリーダーには重要である事を説いてます。



本を読んでると 意識的に実行してるんでしょうが、平井さんの人柄や人当たりの良さが何となく分かってきます。


また、50歳くらいで社長になって、50代半ばで自ら退任する引き際もきれいです。



リアル島耕作を読んでるみたいで面白いし、



自身で仕事を経営してる方、管理職、後輩を育ててる方などには参考になるし、



普通に面白いので興味ある方は手にとってみて下さい。



あとどうでもいいけど、Playstation5 1000万本突破したそうだけども、転売ヤーばっかりで、全然定価で売ってないぞ。転売ヤーを儲けさせるのも嫌だけども、もう買うぞ。






タイピングしてたら、相変わらず、話が色々な所に散らばりまくりました。



時間もゆうに20分に超えてた・・



では、良い週末をお過ごし下さい。



ちゃんちゃん。